キャンプで使う扇風機(ファン)には、二つの役割があります。
一つは夏のキャンプで涼を取るための手段。
もう一つは冬のキャンプで、暖房器具の暖気を循環させるためのサーキュレーターとしての役割。
どちらも重要ですが、キャンプギアとしての扇風機で、特におすすめなのが5050WORKSHOPのPERSONA(ペルソナ)というファンです。
キャンプで使うのに最適な機能がついていますので、ご紹介します。
5050 WORKSHOP DeSKTOP SWING FAN「PERSONA(ペルソナ)」のスペック
まずは、ペルソナの製品情報からご紹介していきます。
▲カラーバリエーションは二色。どちらもキャンプにぴったり。
キャンプ用品としてつかうのであれば、やはりサイズは気になります。
大きさの感覚は人それぞれですが、個人的には「可もなく不可もなく」と言ったところです。
大きくて嵩張る、と言うこともなければ、コンパクト!と驚くこともなく、ハンディ扇風機であればこれくらいかな?というイメージです。
サイズ | 165×283×131mm |
重量 | 500g |
素材 | ABS+PP樹脂 |
動作環境 | 0〜40℃ |
バッテリー | リチウムイオン 3.7V 4000mAh |
入力(充電) | DC5V/1.6A |
出力(給電) | DC5V/2.0A |
後述しますが、USB出力が可能なので、モバイルバッテリーとして使用することもできます。
最近のギアは何でもこの機能がついている気がします。
USB給電機能がここまで広がると、モバイルバッテリーがなくても、何かしらのキャンプギアで充電できる、という状況になってきます。
そういう意味で、USB給電機能は「あるに越した機能」と言えるのではないでしょうか。
ランタンスタンドやハンガーに吊るせる!
5050WORKSHOPのペルソナの便利な点は、ランタンスタンドやハンガーに吊るすことができる点です。
もちろん、平面に置いて使用することもできるので、自分のキャンプギアや利用シーンに合わせて使用することが可能です。
たとえば、扇風機として利用するにあたって、顔に直接風を当てたい、とした場合、ランタンスタンドをチェアの近くに設置し、ちょうど良い高さで吊るして使う、ということもできます。
ちょうど良い高さのテーブルがあればテーブルに置いて使っても良いですし、臨機応変に使うことができます。
また、特に注目して欲しいのが、吊るすための取っ手部分に凹凸があることです。
この凹凸があることで、吊るした扇風機がクルクル回らずに済むのです。
▲取っ手部分に凸凹があるため、安定して使用できる。
非常に小さな点ですが、この点は非常に重要で、扇風機の使い勝手を大きく左右します。
冬キャンプでは高所の空気の循環が重要
冬キャンプでサーキュレーターとして使用する場合は、高いところに吊るすことで、効果を最大限に発揮することができます。
暖かい空気は上に行くので、サーキュレーターで空気を上から下に流すことで、暖かい空気を下に送ることができます。
テント内で暖房器具を使用する場合、上部に空いた換気口から全て抜けてしまい、なかなか暖まらない、ということがあります。
そんな時、サーキュレーターを使用することで空気を循環させ、その恩恵を最大限に享受することができます。
上下の角度調整可能でより使いやすく
5050WORKSHOPのペルソナの良い点は、左右だけでなく上下の角度調整ができることです。
小型の扇風機の場合、上下の角度調整ができない商品も多くありますが、上下に角度調整ができると使い勝手が大きく向上します。
特にキャンプで使用する場合、毎回同じ環境下ではないので、設置位置の微調整が必要になることが多いです。
左右の調整だけでは対応できず、上下左右全ての方向に調整が必要になるケースもあります。
盲点になりがちですが、意外とこの機能は重要です。
スポンサーリンク首振り機能で空気を循環
ペルソナは、左右の角度調整はもちろん、首振り機能によって空気の循環を促すことができます。
夏に扇風機として使用する場合でも、自分の顔の同じ場所にだけ風が当たるのは不快ですよね。
上下の調整に加えて首振り機能があることで、自由度が高く風向き調整ができます。
▲右側のボタンを押すと首振り機能をオンにできる。
冬キャンプでサーキュレーターとして使用する場合でも、首振り機能を使うことによって、より効率的に暖気を循環させることができます。
逆さに吊るせて、上下に角度調整ができ、左右に首振りがある、という三点が揃うことで、キャンプ用の扇風機として非常に使い勝手が良くなります。
4,000mAhのバッテリー内臓で最長12時間稼働
5050WORKSHOPのペルソナのバッテリーは4,000mAhの容量があり、最長で12時間連続稼働させることができます。
キャンプは一泊二日以上で行うケースが大半なので、12時間の連続稼働では足りない場合もありますが、4,000mAhはハンディ扇風機としては十分に大きい容量と言えます。
「最近はUSB給電機能がついたギアが増えた」と言うことを書きましたが、その給電機能を使ってペルソナを充電することもできます。
今やバッテリーもギア同士でシェアする時代になったのかもしれません。
スポンサーリンク使わない電力はUSBで充電(給電)も可能
扇風機として使わない場合は、ペルソナでも他のデバイスを充電することができます。
4,000mAhあれば、機種にもよりますが、スマートフォンを約2台充電することもできます。
もちろん、カメラやランタン等、他のギアを充電するのにも使えます。
ただし、容量が大きいと言っても、あくまで扇風機やサーキュレーターとして使用するために作られたものです。
使わないことが明確なキャンプに、モバイルバッテリーの代わりに持っていくのはあまりに嵩張ります。
モバイルバッテリーとして持って行くのであれば、モバイルバッテリーはモバイルバッテリーで探用意するのが良いと思います。
参考記事 : キャンプに携帯していくモバイルバッテリーの選び方
感想、まとめ。現時点で私が知る、サーキュレーターの最適解
5050WORKSHOPのペルソナ(PERSONA)は、キャンプ用の扇風機・サーキュレーターとして非常に優秀です。
現時点で私が思うに、キャンプのサーキュレーターとして最適だと思います。
吊るすためのフック、上下の角度調整、左右の首振り機能、バッテリー容量、どれをとっても使い勝手抜群です。
一点だけ難点があるとしたら、値段が高めなことでしょうか。
しかし一度買ったら長く使えるものなので、値段の価値は十分にあると思います。
夏・冬通してキャンプを快適にしてくれるギアなので、検討してみてはいかがでしょうか。