オリジナリティの高いギアで、注目を集めている「5050WORKSHOP」。
比較的新しいブランドですが、しっかりと差別化ができているギアが多く、どんどんファンを増やしています。
今回ご紹介するのは、そんな5050WORKSHOPの2WAY STAND(ツーウェイスタンド)。
二通りの使い方がある「2WAY」のランタンスタンドですが、機動力が高く、使い勝手の良い便利なギアです。
5050WORKSHOP 2WAY STAND(ツーウェイスタンド)のスペック
まずは2WAY STANDの製品情報からご紹介していきます。
▲製品の全体像。コンパクトで使いやすいスタンド。
一般的なランタンスタンドを思い浮かべながら見ていただきたいのですが、特徴的なのはその軽さです。
たとえばスノーピーク(snow peak)のパイルドライバーは1.7kg、比較的軽いと言われるコールマン(coleman)のランタンスタンド4でも1.4kgあります。
それに対して、2WAY STANDは重量500gしかありません。
サイズ | H390×W100×D60mm(収納時) |
高さ | 最大約125cm(ペグ除く) |
重量 | 約500g |
耐荷重 | 約1kg(ハンガーフック) |
素材 | アルミニウム合金/スチール/ポリエステル(収納バッグ) |
軽いというのはアウトドア用品においてはメリットとなりますが、ランタンスタンドは地面に打ち込む力強さが必要なので、一概に全てがメリットとは言えません。
もちろん、軽くて力づよければ問題ありませんが、安定感を保つためには太いポールが必要ですし、重い方が重力を味方にして地面に打ち込みやすくなります。
そのため、5050WORKSHOPの2WAY STANDは、スノーピークやコールマン等の人気ランタンスタンドと比較して、簡易的且つ手軽に使っていくようなスペックであると言えます。
テーブルに固定することができる
5050WORKSHOPの2WAY STANDの何が「2WAY」なのかというと、それは固定の方法にあります。
一つ目は一般的なランタンスタンド同様、地面に突き刺して使う方法です。
そしてもう一つは、テーブル等に金具を挟んで固定し、使う方法です。
▲2way standはテーブル等に挟んで固定することができるため、様々な場所に設置することができる。
テーブル等に固定すれば邪魔にならず、弱い光でもピンポイントで照らすことができます。
ソロキャンプでは、食事をしたり本を読んだりする時に最適です。
もちろん、テーブルだけでなくラック等に固定し、空間全体を照らすランタンスタンドとして活用することもできます。
コンパクトなランタンスタンドならではの、利便性の高い使い方と言えるでしょう。
ガスランタン等を吊るす場合は注意
2WAY STANDは機動力の高さが魅力ですが、重いものを乗せる時は要注意です。
スペック上は耐荷重1kgと書いてありますが、1kg以下のランタンなら吊るしても安心、というわけではありません。
例えば、2WAY STANDをテーブルに取り付けた場合、耐荷重は問題なくてもテーブルごとひっくり返る可能性もあります。
耐荷重は2WAY STAND自体が構造的に耐えられる重さなので、テーブルのバランスが悪くひっくり返る場合や、地面が柔らかくてひっくり返ることは想定していません。
▲軽いLEDランタンを吊るすのがおすすめ。テントの中のような狭い場所でも設置できるのは特徴と言える。
ガスランタンはLEDランタンと比べて重量があり、且つガラス等の素材が使われることが多く、2WAY STANDごと転倒した場合、破損する可能性が大きいです。
2WAY STANDにガスランタンを吊るしてはいけない、というわけではないですが、吊るす際は安定性に十分注意して使うようにしましょう。
スポンサーリンク公式で3,960円!圧倒的なコストパフォーマンス
5050WORKSHOPは比較的コスパの良いギアの多いブランドです。
2WAY STANDもお手頃価格で、気負わずに買うことができるので有難いです。
スペックを考えると、2WAY STANDはサブのランタンスタンドとして使う人も多いと思うので、値段が安いのは魅力的です。
なお、公式サイトで3,960円となっていますが、各種通販サイトのキャンペーンや、楽天市場のポイントバック等を考慮すると、更に低価格で買うことができます。
3,000円台の出費でこれだけキャンプが捗るなら、コスパが良いと言えるのではないでしょうか。
オプションのSTAND PLATE FOR 2WAY STAND(テーブル)も使い勝手抜群
2WAY STANDにはSTAND PLATE(スタンドプレート)というオプションテーブルがあり、このオプションテーブルも非常に便利です。
2WAY STANDのポールの途中に設置することで、簡単なテーブルを設置することができます。
テーブルにはフックがかけられる穴があり、シェラカップ等のギアを吊るしておくことができます。
▲簡単な構造だが、2way standの使い勝手を大きく向上させてくれる便利なオプション。
なお、私は2WAY STANDをランタンスタンドとして紹介していますが、公式サイトがランタンスタンドとして紹介しているわけではありません。
非常にコンパクトなスタンドなので、ランタンを吊るさなくても、ちょっとした洗濯物を乾かしたり、洗い物を乾かしたりする等、様々な使い方ができる「マルチなスタンド」というわけです。
▲ちょっとした小物を置くことができるプレートも付属。調味料等におすすめ。
ただし、このSTAND PLATE、お値段が3,960円します。
3,960円という値段だけを考えれば、キャンプ道具としては適当な価格帯だと思いますが、いかんせん本体と同じ値段なのは気になります。
あれば間違いなく2WAY STANDの利便性は向上するので、フル活用するなら欲しいところです。
スポンサーリンクLEDランタン用のサブスタンドとしておすすめ
2WAY STANDの想定される使い方として、サブのランタンスタンドとしての活用が挙げられます。
空間を照らす力のあるランタンはそれなりのサイズになるため、2WAY STANDでは少し心許ないです。
そのため、メインのランタンスタンドを一本用意しておき、サブスタンドとして2WAY STANDを使うのもおすすめです。
▲メインランタンは大型のスタンドにガスランタン。そして、サブで2way standを使う、というのが便利。
例えばタープの下に設置したり、コットに取り付けてテント内に設置したりと、軽量なランタンスタンドならではの使い方が想定できます。
また、キャンプ場によっては炊事場に灯りがなく、真っ暗になるところもあるので、ランタンスタンドごと持って行って取り付けるのもアリかもしれません。
感想、まとめ。2WAY STANDはコスパ抜群のスタンド
2WAY STANDは大型のランタンスタンドは、大型のランタンスタンドのようなパワーや安定性はありませんが、その分機動力が高く柔軟な使い方ができるランタンスタンドです。
▲収納ケース付き。車のちょっとした隙間に入るので、積載はほとんど気にならない。
メインの使い方はランタンを設置することになると思うので、ランタンスタンドという表現をしていますが、汎用的なスタンドとしても使うことができます。
たとえば、テーブルに2way standを取り付けてチェアを置けば、それだけで快適なソロキャンプが楽しめます。
ランタンを吊るす機会が多いとは思いますが、ランタンはあくまで一つの使い方ですので、他にも様々な場面で活躍してくれます。
▲ソロで使うなら、是非ともオプションのSTAND PLATEも欲しいところ。
ギアをどのように使うか考え、それによって快適にキャンプをすることこそ、キャンプの醍醐味です。
価格も手頃で使い勝手も抜群な5050WORKSHOPの2WAY STANDは、一見の価値ありです。