おそらく、アニメ放送期間中に発売される唯一の単行本となるゆるキャン6巻の感想です。
前回はそれぞれの年末年始が描かれ、ほのぼのとした日常回がメインでした。
今回はがっつりキャンプの話題が多いです。
もちろん、日常系ならではのゆるさも健在です。
【はじめに】
本記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
とは言え、ゆるい漫画なので、物語の核心に迫るような重大なネタバレは、そもそも存在しませんのでご安心ください。
ゆるキャン△そのもののキャラクター紹介、ざっくりとしたあらすじ等については以下の記事をご参考にしてください。
リンク : 現役キャンパーが語る「ゆるキャン△」の魅力!【感想・レビュー】
やっと手に入れたバイト代!みんなは何を買う?
ゆるキャンの登場人物は基本的に女子高生ですので、なかなか高価なキャンプ道具は買えません。
そこで、年末年始はバイト三昧!そのお金でキャンプ道具を買ってキャンプする!という、冬休みの宿題とかないの?という状態に。
みんな真面目なので、きっと見えないところで勉強もしっかりやってるんでしょう。きっと。
なでしこはルミエールランタン!
なでしこは、ゆるキャン3巻で憧れていた、テーブルランタン「ルミエールランタン」をついに手に入れます。
その時の表情がこちら。
やっぱりなでしこは表情が豊かでいいですよね。
憧れていたギアを買う瞬間って、こういう表情になるのはよく分かります。
ちなみにルミエールランタンとは、コールマンから発売されているテーブルランタンです。
テーブルランタンで言うと、よくスノーピークのノクターンと比較されますが、グローブ(ガラス面)の曲線美が特徴です。
私はこの2つで悩んだ末、コンパクトさからノクターンを購入しましたが、なでしこのこのシーンを見てると、ルミエールランタンも欲しくなります。
ノクターンも気に入っているので暫くは買うことはないと思いますが、もしかしたらノクターンよりもルミエールランタンの方が人気が出るかもしれませんね。
千明はヘキサタープ。恵那は・・・ちくわ(犬)用テント
千明は6巻にしてタープを手に入れます。
買ったのはヘキサタープです。(これだけではどこのメーカーかは分からず・・・)
テントとタープは初期装備なイメージを持っていますが、確かにテントとマット、シュラフさえあればキャンプはできます。
ただ、グランドシートもないのは流石に寒い気がしますが、野クルはなかなかサバイバーなので、あまり気にしないことにします。
クリスマスキャンプで、キャンプの魅力を知った恵那は、以前「私もテント欲しい」と言っていました。
リンが「バイト代でテント買ったの?」と聞くと、「テント買ったよ!・・・ちくわ(犬)用の。」と。
恵那のちくわ愛は凄いですが、自分のテントの前にちくわ用テントを買ってしまうとは・・・。
ちなみにリンは特に何も買わず、キャンプ資金に回すのだとか。
まぁリンはかなりギアが揃っていますからね。
これからもリンのソロキャンプには期待です。
新たなギアを手に入れ、早速山中湖でキャンプ
新たなギアを手に入れた千明、あおい、恵那の3人は早速山中湖にキャンプに行きます。
なでしこは新しく始めた蕎麦屋のアルバイトが入っており、リンも用事があるのだとか。
主役級の2人が登場しないキャンプが始まりますが、皆個性的なのでちゃんと和気藹々としたゆるいキャンプが始まります。
しかし、彼女らは山中湖のキャンプ場に行く前に、アウトドアショップのカリブー(沼)に寄ってから行くという愚行に出ます。
お金ないのに寄ったが最後、色々なものが欲しくなります。
あおいが買ったのは(おそらく)ヘリノックスのコンパクトチェア。
女子高生ながら、なかなかいいもの買いますよね。
コンパクトチェアが欲しいのは分かりますが、実際は12,600円もするものじゃなくても、廉価版のようなものが市場にはたくさんあります。
お金がないのであれば、まずは安いもので使ってみる、というのが良いと思います。
(下記であれば2,500円以下です。)
千明はというと、タープを買ったのにもかかわらず、ハンモックが欲しくなり、まんまと沼に嵌っていきます。
しかし、ハンモック単体だと吊るすところもないですし、自動車ではないので自立式は厳しい。
ということで、店員さんのお勧めもあってコンパクトチェア2つ(合計18,330円)を買うことに。
それ店員さんにうまく乗せられてる気が・・・と思いましたが、本人は満足そうなので良しとしましょう。
キャンプとは自分が満足しているかどうか以上に重要なことはないですから。
スポンサーリンク鳥羽先生は理想的な良い先生!(酒癖以外)
冬の山中湖に行ったことがある方は分かると思いますが、あそこは物凄く冷えます。
私も大学時代に流星群を見に行ったことがありますが、-10℃くらいまで冷え込みました。
グランドシートもないテントとシュラフだけで夜を明かすのは困難です。
当然、夕方になると氷点下になり、冷え込んで来ます。
冷え込みが厳しくなり、強力ホッカイロ等で悪戦苦闘しますが、薪も買いそびれ、途方に暮れてしまいます。
そんなところを、ノルディスクのアスガルドっぽいティピーテントに薪ストーブで暖をとる、近所のベテランキャンパーさんに助けられます。
一方、山中湖でキャンプすると聞き、心配したリンが鳥羽先生に報告を入れます。
それを聞いて駆けつける鳥羽先生。
そして千明たちと合流し、千明たちを指導します。
「いいですか?この辺りは標高差が大きく、少し場所が変わるだけでも気温が全然違います。
ちゃんと下調べをして十分な装備を揃えなければ、冬のキャンプは本当に危険なんです。」
いいこと言いますね、流石鳥羽先生!
この後、ベテランキャンパーさんに誘われて泥酔し、みんなで車中泊をしましたとさ。
休み返上で生徒の所へ駆けつけるなんて、理想的ないい先生です。
感想まとめ。6巻は千明、あおい、恵那がメインの回!
ゆるキャン6巻は、リンとなでしこがあまり出てこない珍しい巻です。
その代わり、勢いのある千明とマイペースなあおい、仲の良い旧野クルメンバーのゆるいやりとりを堪能できます。
また、今回は新しいキャンプ道具を選んだり、それを使ってキャンプしたりと、キャンプに関するイベントが盛りだくさんです。
そのため、キャンプに関する知識や、有名なギアがあれやこれやと登場します。
実際にキャンプを楽しんでいる方、これからキャンプに挑戦しようとしている方にとっては、特に楽しめる一冊ではないでしょうか。
興味がある方はぜひ手にとってみてください。
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