十徳ナイフというと、どのようなイメージが浮かぶでしょうか。
キャンパーの皆さんは馴染み深い方も多いと思いますが、一般的にはサバイバルなイメージがあるようです。
でも、実際は日常生活でも一つ持っていた方がいいような、便利なものです。
私の十徳ナイフは約20年前に買ったものですが、今でも十分現役です。
機能は大きく変わってはいないようですし、非常に良い買い物だと思います。
十徳ナイフ、アーミーナイフ、マルチツールとは?
十徳ナイフとは、メインとなるナイフの機能をはじめとして、缶切りや栓抜き等、様々な便利ツールが一緒になったものを言います。
十徳ナイフ、アーミーナイフ、マルチツールなど、様々な言い方をしますが、全部同じものです。
どの言い方がメジャーなのか分からなかったので、ここでは十徳ナイフと書かせていただきます。
十徳ナイフと言えばビクトリノックス(victorinox)が最も有名ですが、ビクトリノックスは「マルチツール」という商品名で販売しています。
そういう意味では、ビクトリノックスの十徳ナイフについてはマルチツールと呼ぶのが正解なのかもしれません。
ビクトリノックスは1884年にスイスで生まれた刃物メーカーです。
ポケットに入るマルチツールは世界中で愛用されており、年間生産量は2,500万本にものぼります。
後述しますが、その耐久性は非常に優れており、20年以上使い続けても全く壊れる気配はありません。
写真は私が約20年使っている十徳ナイフですが、全てのツールを出したわけではありません。
商品画像のように全て出そうとしたのですが、怪我しそうだったのでやめました。
ハサミ、栓抜き、缶切り等、一つあれば役立つ機会は多い
ビクトリノックスの十徳ナイフには、一体何の機能がついているのでしょうか。
現行販売中で、おそらく私が持っているモデルの最新版では、次のように記されています。
機能/ラージブレード・スモールブレード・コルク抜き・缶切り・マイナスドライバー(小)・マイナスドライバー(大)・ 栓抜き・ワイヤーストリッパー・穴あけ・キーリンク・ピンセット・ツースピック・ハサミ・マルチフック・のこぎり・うろこ落とし・はり外し・スケール・爪やすり・金属やすり・爪そうじ・金属鋸・精密ドライバー・のみ・プライヤー・ワイヤーカッター・フィリップス型プラスドライバー・ルーペ(※フレームはクリアー※)・ボールペン・ピン・眼鏡ドライバー・端子つぶし・糸穴
楽天市場より
ご紹介したのは以下の商品で、おそらく私が持っているものもほぼ同じグレードと推測されます。
実際、オーバースペックと言えばオーバースペックです。
私は別にサバイバルをしていないので、20年間使ってきて、ルーペは一度も使ったことはありませんし、釣りをするわけではないので鱗落としもあまり使用していません。
20年間で数回しか使わなかったものもたくさんありますので、機能を減らしても問題はありません。
ただ、滅多に使わなくても、その機能が役に立った時は「持ってて良かった」と感じます。
十徳ナイフ自体がそういった性質のものですので、個人的には少しオーバースペックくらいのモデルでいいんじゃないなと思います。
もし機能を絞るのであれば、使用頻度が高いものは次の機能です。
- ナイフ
- 缶切り
- 栓抜き
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ピンセット
最低限、上記の機能があると良いです。
ドライバーはプラスマイナス両方あった方がいいですが、マイナスドライバーだけでも何とかなります。
(実際マイナスドライバーしかついていないものも多いので)
上記の機能を全て揃えているモデルでおすすめなのがこちら。
ピンセットもついているので、日本で使うなら正直このモデルが一番だと思います。
今のナイフがもし壊れたら、次はこのモデルを買おうと思います。
ドライバーはいらない!
でも、缶切りや栓抜きは欲しい!
という方はこちらがおすすめです。
これより下のグレードのものもありますが、缶切りや栓抜きが役立つシーンは非常に多いので、最低でもこれくらいのグレードにしておいた方が良いでしょう。
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20年使い続けても全く壊れる気配はない
ビクトリノックスの十徳ナイフを20年間使い続けていますが、全く壊れる気配はありまさん。
この耐久の高さが、ビクトリノックス製の人気の秘訣です。
一言で耐久と言っても、ただ単に落としても壊れない、といった耐久だけではありません。
刃物メーカーだけあって、切れ味も全く落ちないのです。
私はキャンプやその他アウトドアのシーンで、包丁がなかった場合や、包丁を出すまでもないちょっとした料理等で使用する程度だったので、それ程使用頻度が高かったわけではありません。
しかし、それでも20年間切れ味が落ちずにいるのは本当に凄いと思います。
また、メンテナンスに出したこともなく、決して丁寧な扱いとは言い難い使い方をしてきましたが、それでも錆びることもなければ部品が取れることもありませんでした。
キャンプ道具もそうですが、良いものを使い続けると愛着も湧いてきます。
キャンプ道具はついつい新しいものが欲しくなりますが、十徳ナイフは文化が大きく変わらない限りは機能がそれほど刷新されないので、長く使い続けられます。
キャンプのシーンだけでなく、ちょっとした旅行等でも役に立つので、少し高価でも質の良いものを買うことをおすすめします。
まとめ、感想。十徳ナイフは一度ビクトリノックス製を買ってみては?
私が使用しているビクトリノックスの十徳ナイフは、既に購入から20年が経過していますが、全く壊れる気配がありません。
少しガタがきてる部品が一つでもあれば、「あと10年くらいで買い替えかな?」とか、ある程度の目安が分かるのですが、これに至っては見当もつきません。
外側には少し傷がついていますが、それ以外は綺麗に磨けば新品同様です。
もしかしたら一生使い続けられるのでは、と思うほどです。
値段もほとんどのモデルで1万円を切るので、これだけ長く使えるなら、コストパフォーマンスは抜群と言えるでしょう。
十徳ナイフは、キャンプに行く時にはもちろん持ち歩いていますが、それ以外にも旅行に行くときは必ず持ち歩きます。
ハサミで袋を開けたり、お土産で買ったワインを開けたりと、活躍するシーンは様々です。
ただ、飛行機に乗る旅行のときは、機内には持ち込めないのでご注意ください。
私は普段から鞄に入っているので、気づかずに飛行機の手荷物検査で引っかかったことがあります。
手荷物じゃなければ持って行くことはできるので、トランクに入れて持って行ってください。