キャンプでよく使うガス缶、「OD缶」。
OD缶はアウトドア缶、アウトドア用ガス缶の略で、基本的にはキャンプや登山等のアウトドアで使用するものです。
そんなアウトドア缶に、カバーをつけて使うことがあります。
一言でカバーと言っても人間で言う「洋服」みたいなものなので、種類もたくさんあります。
今回はテンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)から発売されている、木で作られたOD缶カバーをご紹介します。
ガス缶をオシャレにするガス缶カバー
ちなみにガス缶カバーと言っても、オシャレさのために使用するものと、耐寒等の機能のために使用するものがあります。
私はモンベル(mont-bell)から発売されている、耐寒性能に優れた「カートリッジ ソック プロテクター」というガス缶カバーを持っていますが、今回紹介するものはどちらかと言うとオシャレさの重視のカバーです。
リンク : 寒冷地でOD缶を使う!モンベルのカートリッジソックプロテクターの感想
そのため、特に場所を選ばず、気が向いた時に使えば良いものです。
機能だけで考えるとなくても良いものですが、ガス缶カバーをつけるのとつけないのとでは雰囲気が大きく変わるため、その意味では「機能」と言い換えることができるかもしれません。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) カートリッジ ジャケット アラログの製品情報
まずは製品情報から紹介していきます。
いつもは「スペック」という言葉を使うことが多いですが、単純なギアだと何となく「スペック」というのも変な気がするので、今回は「製品情報」としておきます。
サイズ(小) | Φ115㎜×70㎜(H) |
サイズ(大) | Φ115㎜×70㎜(H) |
重量(小) | 約46g |
重量(大) | 約63g |
材質 | 天然草木(アラログ) |
小と大がありますが、これはそのままOD缶のサイズです。
「大は小を兼ねる」とはよく言ったものですが、この場合は大は小を兼ねませんので、使用シーンを想定して買うようにしましょう。
汎用的に使いたい場合は、普段よく使用するサイズのOD缶に合わせて買うしかありません。
小型ランタン(テーブルランタン)専用!
なお、このテンマクデザインのカートリッジ ジャケットは、小型ランタン専用です。
小型ランタンって何?という話ですが、所謂テーブルランタンのことですね。
ランタンスタンド等に吊るして周囲を照らすものではなく、テーブルの上に置いて手元を照らしたり、雰囲気をよくしたりするものです。
大型ランタンの場合、ギアにもよりますがうまく装着できない場合があるようです。
木で作られているので、熱量が強いランタンへの装着はおすすめしない、というのもあるでしょうね。
スポンサーリンク一つ一つが手作り!
この記事でご紹介したテンマクデザインのカートリッジ ジャケットは天然木(アラログ)を使用していますが、一つ一つが全て手作りされたものです。
最近は機械の性能も高く、手作りが一番だとは一概に言えないと思いますが、天然木という素材の都合上、機械では作らないのでしょう。
手作りの最大の特徴は「同じものは二つとない」ということではないでしょうか。
しかし深く考えていくと「同じ」という定義は難しく、機械で作ったって全く同じものはこの世に二つとありません。
また、人間が作ったとしても、単純作業でマニュアル通り作ったものは比較的固有性が少ないものとなります。
まぁ定価を持ち、大型の小売店で販売されている汎用品に求める事柄ではないかもしれませんが、とにかく手作りなのです。
このカートリッジジャケットの場合、素材的に手作りじゃないと難しかった、というのが大きな理由だと思いますが、いずれにせよ悪いことではないですよね。
ノクターンよりルミエールランタンの方が似合うかも?
テンマクデザインの公式サイトにも書いてありますが、このカートリッジ ジャケットはノクターンやルミエールランタンと相性が良いです。
と言うよりも、それらのテーブルランタンを想定して作られたものです。
ノクターンとはスノーピーク(snowpeak)のテーブルランタン、ルミエールランタンはコールマン(coleman)のテーブルランタンで、「二大 人気テーブルランタン」と言っても過言ではありません。
ちなみに私はノクターンを持っています。
リンク : スノーピークのテーブルランタン「ノクターン」は十分明るく実用的!
個人的な感想ですが、このカートリッジ ジャケットにはノクターンよりもルミエールランタンの方が似合う気がします。
ルミエールランタンはノクターンと比べ、曲線が美しく、アンティーク的なデザインになっています。
画像出典 : 楽天市場
ノクターンはまっすぐな円筒で、軽量・小型化を重視した形ですね。
画像出典 : 楽天市場
カートリッジ ジャケットは天然木を使用しているため、ルミエールランタンの場合は一つのギアとして完成する気がします。
ランタンのサイズの影響もありますが、ノクターンだと着せられている感じがします。
あくまで個人的な感想ですので、全く違う感想の人もいるかもしれませんが、悪しからず。
スポンサーリンク感想、まとめ。カバー一つで印象はガラッと変わる!
今回はテンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)のガス缶カバー、カートリッジ ジャケット(アラログ)をご紹介しました。
ガス缶カバーは色々な種類がありますが、夏に使うものは基本的にはデザイン性重視です。
カラフルなもの、布製のもの、様々ありますが、やはり天然木はキャンプと相性が良いです。
キャンプ自体が自然の中で行うものなので、木で作られたギアが合わないはずがないですよね。
これはガス缶カバーだけに限った話ではなく、テーブルやラック等にも木製のものは多く存在します。
鉄製のガス缶が木製に変わるだけで、その空間の雰囲気は大きく変わります。
「見た目に拘っても仕方ない」というのはワイルドなキャンパー(もはやサバイバー)ではありますが、サイト作りもキャンプの楽しみの一つです。
軍幕を使っているワイルド派な方であっても、本物のサバイバーでなければ見た目を気にします。
別に生き残ることが目的ではないので、あくまでスタイルの一つとして楽しんでいるのです。
少し話が逸れましたが、機能的には何の意味がないギアであっても、キャンプを楽しむという意味では大いに意味のあること、という話です。