ソロストーブ(solo stove)の種類と二次燃焼の仕組みを解説!

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今回はキャンパーの間で人気の高い、ソロストーブをご紹介します。

ソロストーブを知っている方は、あぁあれか!となりますが、知らない方からすると「ソロキャンプ用ストーブかな?」と思われるかもしれません。

 

今回はソロストーブというギアについて、基本情報と併せてご紹介していきます。

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ソロ専用ではない!ソロストーブは大人気の焚き火台!

ソロストーブのイメージ

ソロストーブ(solo stove)はアメリカテキサス州発のキャンプブランドで、日本でも人気の高い焚き火台です。

世界で100万台以上を売り上げており、世界中のキャンパーに愛されています。

 

ソロストーブと言ってもソロキャンプ専用というわけではなく、そういう名前のブランドというだけです。

ソロキャン用から家庭用の巨大サイズまであるので、細かいスペックは後ほどご紹介します。

二次燃焼が有名!仕組みも解説

ソロストーブの代名詞とも言えるのが、二次燃焼です。

二次燃焼とは、簡単に言うと一度目の燃焼の時に燃えなかったガスに対して、高温に熱せられた空気を当てて再度燃焼させることです。

二次燃焼のイメージ

▲二次燃焼をうまく発生させる構造は、ソロストーブの人気の秘訣とも言える。

 

難しいことを置いておくと、高い燃焼効率のため、少ない薪で長く燃やすことができるということです。

また、二次燃焼でガスを燃やすため、嫌な煙が出にくいことも特徴です。

基本的に二次燃焼の仕組みは良いことしかないので、この仕組みを採用する焚き火台も多いです。

二次燃焼の空気穴

▲この穴から熱せられた空気が出ることで、二次燃焼を発生させる。

二次燃焼の空気吸い込み口

▲二次燃焼で使う空気は本体外側下部から取り入れる。

 

ソロストーブはこの二次燃焼を取り入れ、その製品クオリティの高さから有名になったギアとも言えます。

焚き火で二次燃焼を楽しみたい方は、ソロストーブがおすすめです。

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ソロストーブ(solo stove)の種類一覧

先ほども述べたように、ソロストーブと言っても、ソロキャンプ用のギアというわけではありません。

ざっくり分けると、畳んで持ち運びしやすい種類と、持ち運びに不便だけどしっかりした種類の二つに分かれます。

基本的にキャンプ向けなのは前者になります。

ライト

ライトのイメージ

まずは最も小型なライトからご紹介していきます。

このソロストーブが、ソロキャン用のサイズになります。

【スペック】

高さ(使用時) 約14.5cm
高さ(収納時) 約10cm
直径 約10.8cm
重さ 約255g

 

ファミキャンには小さいサイズなので、ファミキャンにも使う場合は別のサイズがおすすめです。

逆に小型の焚き火台が好きなソロキャンパーなら、ライトがおすすめです。

タイタン

ソロストーブ タイタン

次に大きいサイズがタイタンです。

タイタンもどちらかと言うとソロキャンプ寄りのサイズ感です。

コンパクトな焚き火台が好きな方はファミキャンにも使えると思いますが、複数人で囲むには少し小さいと感じます。

【スペック】

高さ(使用時) 約20cm
高さ(収納時) 約14cm
直径 約13cm
重さ 約467g

 

持ち運びを重視しつつ、サイズも大きい方が良い方はタイタンも選択肢です。

キャンプスタイルや好みにもよりますが、ソロキャン、ファミキャンどちらでも使えるので、両方楽しまれる方はタイタンが良いかもしれません。

キャンプファイヤー

ソロストーブ キャンプファイヤー

ファミキャン等をメインで使いたいのであれば、キャンプファイヤーが良いでしょう。

キャンプファイヤーであれば、家族複数人で囲んでも焚き火を楽しめるサイズです。

一般的な焚き火台よりは、少し小さいサイズ感にはなりますので、ソロキャンで使っている人もいると思います。

【スペック】

高さ(使用時) 約23.5cm
高さ(収納時) 約17cm
直径 約17.8cm
重さ 約998cm

 

ライトやタイタンよりも大きい分少し嵩張りますが、他の焚き火台と比べて大きいわけではありません。

焚き火台と二台待ちは大変ですが、焚き火台をソロストーブ一台に集約するなら、積載は問題ないでしょう。

レンジャーキット

レンジャーキット

続いて紹介するのが、レンジャーキットという製品。

ここから紹介する「キット」のタイプは、キャンプ用の焚き火台というより、アメリカの広い家で使うようなイメージです。

レンジャーキットならまだ持ち運べるかもしれませんが、重さは7.5kgあるので、なかなかのものです。

【スペック】

高さ(使用時) 約41.5cm
直径 約38.0cm
重さ 約7.5kg

 

2〜3家族でグルキャンしたり、他のキャンパーと差別化したかったりするのであれば、レンジャーキットも選択の余地はあると思います。

かなりサイズも大きいですが、車も大きく、人数も多い方であれば、目立って良いと思います。

ボンファイヤーキット

ボンファイヤーキット

レンジャーキットよりも一回り大きいのが、ボンファイヤーキットです。

ここまで来ると、キャンプ用の焚き火台とは言えるか微妙ですが、別荘に設置する等のニッチなニーズはあると思います。

【スペック】

高さ(使用時) 約44.5cm
直径 約49.5cm
重さ 約11.4kg

 

ハイエース等に積み込めばキャンプに持って行くのも無理ではないですが、相当な気合が必要です。

キャンプイベント等で大勢のキャンパーが集まるのであれば、ボンファイヤーキットを一つ持っていくのも良いかもしれません。

ユニコーンキット

ユニコーンキット

最大サイズのソロストーブがユニコーンキットです。

重さは20kgあり、ドラム缶とまでは言わないものの、そんな印象さえ受けるサイズです。

【スペック】

高さ(使用時) 約50.5cm
直径 約68.5cm
重さ 約20.0kg

 

アメリカの広い敷地の家であれば、ユニコーンキットを置いて家族団欒の時間を楽しむ、というのも良いかもしれません。

キャンプ道具として使っている人がいたら、ぜひ感想を聞かせてもらいたいくらい、ユニコーンキットは凄いインパクトのギアです。

ソロキャンならライト、ファミキャンならキャンプファイヤー

結論どのサイズが良いかというと、ソロキャンプならライト、ファミリーキャンプならキャンプファイヤーがおすすめです。

ライトは片手で持てるサイズなので、しっぽりと二次燃焼の焚き火を楽しむのにおすすめです。

私の感覚ですが、おそらく、ソロストーブの中ではライトが一番人気なのではないでしょうか。

 

キャンプファイヤーは焚き火を楽しみつつ、トライポッド等を使って調理も楽しめるサイズ感です。

キットシリーズは持ち運びに不便すぎて、キャンプ向きではありませんが、他のキャンパーと差別化したいなら頑張るのも悪くないと思います。

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感想、まとめ。キャンプスタイルに併せてソロストーブを選ぼう

ソロストーブの内側

今回ご紹介したソロストーブは、世界各国のキャンパーに愛される人気ギアです。

そのため、日本のキャンプに合わないものや、そもそもキャンプに向かないものもあります。

 

しかし二次燃焼の効率性は、焚き火を愛する全てのキャンパーにチェックしてもらいたいほどです。

同じ量の薪を使っても、二次燃焼が起こるソロストーブの方が、他の焚き火台よりも長持ちします。

既に焚き火台をお持ちの方も、ライトであればサブの焚き火台として、二次燃焼を楽しむことができるので、検討してみてはいかがでしょうか。

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