焚き火用ケトルに!ベルモントのファイヤースクエアケトル

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キャンプ用ケトルと言えば、円柱形のような、縦長のものが思い浮かぶと思います。

一般的な家庭用ケトルを、少し縦長にして、金属製にしたようなイメージが一般的です。

 

しかしベルモント(belmont)のファイヤースクエアケトルは、その名の通り四角いケトルです。

形が変わっているだけでなく、機能性も高く便利なケトルです。

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ベルモント(belmont) ファイヤースクエアケトルのスペック

まずはファイヤースクエアケトルの製品情報からご紹介していきます。

ファイヤースクエアケトルは1.6Lと2.8Lがありますが、違いはサイズのみです。

キャンプスタイルによってどちらがいいか変わりますが、基本的には1.6Lで良いでしょう。

1.6Lのファイヤースクエアケトル

▲1.6Lサイズのファイヤースクエアケトル。写真だと小さく見えるが、十分なお湯の量が入る。

【スペック】

項目 1.6L 2.8L
品番 BM-293 BM-293
定価 ¥5,800(税込価格¥6,380) ¥6,400(税込価格¥7,040)
材質 本体・取っ手・ストレーナー:18-8ステンレス、蓋つまみ:真鍮
サイズ 227×227×67㎜ 227×227×95㎜
重量 約760g 約850g
使用容量 1.1L 2.5L

 

スペックを見て分かる通り、1.6Lサイズは1.6Lの水が入るわけではなく、1.1Lの水しか入りません。

同様に2.8Lサイズでは2.5Lとなります。

 

とは言え、250ml程度のマグにお湯を注ぐくらいであれば、4人家族でも1Lあれば足ります。

もっと家族が多い方、大量のお湯を使う方は2.8Lにしておけば間違い無いので、積載に余裕のある方は「大は小を兼ねる」という考え方も良いかもしれません。

焚き火に最適な機能!

焚き火の炎

ファイヤースクエアケトルは、「ファイヤー」という名前の通り、焚き火の近くで使うのに適しています。

注ぎ口に蓋がついているため、焚き火の灰や爆ぜた炭等が入り込むことはありません。

焚き火でお湯を沸かす場合、この蓋がついているかは重要なチェックポイントです。

注ぎ口の蓋

▲注ぎ口には蓋がついている。傾ければ勝手に開くので、お湯を注ぐ時に手で開ける必要はない。

注ぎ口のようなサイズでも、熱せられた上昇気流に乗って灰が舞うため、蓋がないとかなり入り込んでしまいます。

 

また、取っ手部分は頂上部分で90℃に折り曲がっていますが、これも焚き火で使うのであれば重要なポイントです。

焚き火で祖を沸かす場合はトライポット等のギアに吊るすことになりますが、取っ手が丸い場合、安定せずつるつる滑ってしまいます。

取っ手部分に少し歪みがあるだけで、吊るした時の安定感は全く変わるので、焚き火用ケトルを探すときのチェックポイントと言えます。

吊るした様子

▲吊るした様子。取っ手が丸いと滑って安定しないが、写真のような形状であれば問題ない。

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茶こし付きで温かいお茶が飲める

ベルモントのファイヤースクエアケトルは、専用の茶こしが付いています。

これもファイヤースクエアケトルの魅力の一つですが、茶こしがあると意外と便利です。

茶こしの様子

▲茶こしは蓋にフィットするように設置できる。シンプルな構造だからこそ、使いやすい。

 

冬キャンでは、焚き火をしながら、その炎でお湯を沸かして温かい飲み物を作る、ということをよくやります。

大体はドリップコーヒーやティーパックにお湯を注ぐだけですが、茶こしがあることで、ケトルの中でお茶を沸かすことができます。

どんな飲み物が好きかにもよりますが、茶こしは焚き火ライフを少し楽しくしてくれる、便利機能です。

実は家庭用にも!IHに対応

IHグリルのイラスト

ファイヤースクエアケトルの面白いところは、IHでも使える点です。

これだけ焚き火に特化した機能が揃っているので、IHで使うことはレアケースだと思います。

IH対応にするには電磁調理器に接する面積が広くなければいけませんので、正方形で、底面の大きいファイヤースクエアケトルは、IHで使うには適した形かもしれません。

 

素材量も変わらず、コスト増なしでIH対応にできるのであれば、IHで使えるに越したことはありません。

デザインも格好良く、薄いため収納の場所を取らないので、家庭用としても便利です。

注ぎ口の蓋等はあまり必要ないかもしれませんが、キャンプギアらしさがあり、おしゃれなポイントの一つではないでしょうか。

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容量が多いのに薄くて持ち運びやすい

ファイヤースクエアケトルは他のケトルと比べて薄いため、持ち運びに便利です。

一般的なケトルは底面が丸になっており、それを縦に伸ばしたような円柱形です。

そこに取っ手や蓋がついているわけですが、円柱形はギアボックスに入れた時にデッドスペースができやすく、嵩張りがちです。

ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ

▲一般的なケトルの例(UNIFLAME製)。格好いいが、丸みを帯びているとデッドスペースができやすい。

 

それに比べて正方形(四角形)はギアボックスの角にピッタリハマるため、収納的なデッドスペースも少なく済みます。

容積はどんな形でも同じですが、キャンプギアとしては、円柱形より四角形の方が使い勝手が良いと思います。

感想、まとめ。スクエアケトルはキャンプ用ケトルの新しい形!

ファイヤースクエアケトルは、これまで主流だった円柱形のケトルに、一石を投じるギアです。

ベルモントが最初にケトルを正方形にしたわけではないかもしれませんが、この発想に至った人はなかなか天才だと思います。

 

円柱形の方が好きな方もいると思いますが、私は四角形の方が機能性も高く、便利だと感じます。

特にファイヤースクエアケトルは、注ぎ口の蓋、茶こし、直角の取っ手等、焚き火を快適に楽しむための工夫が多々施されています。

正方形という形が特徴的ですが、純粋に焚き火用ケトルとして工夫された優秀なギアだと思います。

茶こしの拡大写真

▲茶こしは取り外し可能なので、洗う時も楽ちん。高温のまま取り出す配慮もされており、キャンパー目線と言える。

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