暫くぶりに、無料キャンプ場に行ってきました。
今回行ったのは山梨県韮崎市にある、さわら池キャンプ場というキャンプ場です。
▲自然が美しいさわら池キャンプ場の様子。
詳しくは分かりませんが、近くに白鳳荘という宿(現在は営業していない)があり、そこの方が管理しているようです。
管理と言っても有料キャンプ場のように常駐しているわけではなく、定期的に清掃したり、自然の保護をしてくれたりしているようです。
利用者も「来た時よりも美しく」を意識してキャンプをしたいですね。
白鳳荘 さわら池キャンプ場の営業情報
まずはさわら池キャンプ場の営業情報をご紹介していきます。
無料で使えるキャンプ場なので、「営業」というと語弊があるかもしれませんね。
「運営情報」という表現の方が適切でしょうか。
▲ピザ釜のようなものも設置されていた。かつてはピザ焼き体験等もやっていたのかもしれない。
さわら池キャンプ場は無料かつ予約不要で利用できるので、近くにお住まいの方は急に予定が空いた際等にも便利です。
住所 | 山梨県韮崎市旭町上條北割1-1 |
利用料 | 無料 |
予約 | 不要 |
チェックイン | フリー |
チェックアウト | フリー |
車の乗り入れ | 不可 |
駐車場 | 10台 |
設備 | 簡易トイレ、炊事場、薪販売 |
シャワー | なし |
その他 | ゴミは全て持ち帰り。動物注意。 |
駐車場は10台となっていますが、登山者も利用する駐車場なので、一杯になる可能性はあります。
また、車の停め方によっては10台も停められない可能性はあるので、もしもの際の代替プランは持っておいた方が良いでしょう。
また、白鳳荘 さわら池キャンプ場は標高の高い場所にあるので、真夏を除いて防寒対策には注意が必要です。
備えあれば憂いなし、として、普段のキャンプよりも一段厚着をしていくようにしましょう。
※営業情報は変更されている場合がありますので、必ず市役所等に確認してから利用するようにしましょう。
登山者と兼用のトイレが使用可能
白鳳荘は登山道の入り口にあり、登山者名簿や簡易トイレが備え付けられています。
キャンパーもその簡易トイレを使用することができます。
▲トイレの様子。大自然の中に個室のトイレがあるだけで大変ありがたい。
ただし、こちらは白鳳荘の方が管理されているトイレですので、利用料として100円の支払いが必要です。
豊かな自然の維持費と考えれば安いものです。
▲トイレの横にある募金箱。清掃され、トイレットペーパーも設置されているのだから、100円なら安いくらいだ。
寧ろ、たったこれだけのお金でさわら池を綺麗に管理してもらえている、という事実は、感謝すべきことだと感じます。
▲炊事場の様子。無料とは思えないほど綺麗に整備されており、キャンパーのマナーの良さも伺える。
売店や自動販売機は一切ないが、薪は購入可能
さわら池キャンプ場には売店はもちろん、そもそも管理棟というものがないため、何かを購入することはできません。
もしかしたら白鳳荘が営業していた時には、そこで色々買えたかもしれません。
しかし今は白鳳荘には人がいる様子がなかったので、売店的な機能を求めるのは難しいでしょう。
水道水が飲めるかどうかは分かりませんが、飲み水も少し多めに持って行くのが無難です。
ただし、薪だけは無人販売されており、1束300円で購入可能です。
▲炊事場の近くに薪が無人販売されている。ストックはそれなりにあったので、定期的に補充していると思われる。
値段も安いですし、さわら池キャンプ場の維持・管理費に充てられるということなので、こちらで買うのがおすすめです。
▲薪の利用箱。案内は綺麗にパウチされている。300円はキャンプ場の維持費に使われるので、願ったり叶ったりだ。
スポンサーリンクスマホの電波は入らない可能性が高い
全てのキャリアを試したわけではないですが、さわら池キャンプ場は携帯・スマホの電波が入らない可能性が高いです。
試したのはドコモ(docomo)、au、楽天モバイルですが、どれも圏外でした。
ソフトバンク(SoftBank)は試していないですが、ドコモ、au共に圏外の山間部でSoftBankだけ繋がるというのは稀です。
スマホの電波が入らないのは、強制的にスマホから離れられるというメリットもあります。
往々にしてデメリットの方が大きいですが、たまにはこういうキャンプも悪くないと思います。
静かな湖畔にテントを張ってゆっくり過ごせる
「さわら池」という名前がついていますが、小さな湖と池の間くらいの大きさです。
白鳳荘 さわら池キャンプ場では池の周りにテントを張ることができますが、これは「静かな湖畔」という表現がぴったりです。
▲目の前に池があるので、眺めは抜群。静かな水面に空や木々が映る。
湖畔というと湖になってしまいますが、さわら池を表すのに、「静かな湖畔」以上のうまい表現が見当たりません。
池の周り、と言うとどうも雰囲気が出ませんよね。
周囲の木々を映した水面に、時折鴨が飛んきたりと、見ていて飽きません。
自然に癒されたい方には特におすすめです。
スポンサーリンク全体を通して上級者向けのキャンプ場
白鳳荘 さわら池キャンプ場は、中級者〜上級者向けのキャンプ場です。
初級・中級・上級のうちから一つを選べと言われた場合は、間違いなく上級と答える難易度です。
▲さわら池キャンプ場の看板。「キャンプ指定地」というワードが格好いい。
まず、売店や近くにコンビニ等はないので、忘れ物は一切できません。
人もほとんどおらず、貸切になることもしばしばあります。
またスマホの電波も通じないので、どんなトラブルがあっても自分で対処しなければいけません。
動物に襲われるのはもちろん、熱中症で倒れたり、怪我をしても、助けを呼ぶことはできません。
トイレなどの設備も最低限のものしかありませんので、かなりキャンプ慣れしている人でなければ、楽しく快適にと言うわけにはいかないと思います。
感想、まとめ。静かに自然を満喫したい方に!
今回は山梨県韮崎市にある無料キャンプ場、白鳳荘 さわら池キャンプ場に行ってきました。
美しい自然が魅力で、これが無料で利用できるなんて驚きです。
上級者向けのキャンプ場、という理由もあって、人が少ないのも魅力です。
▲さわら池だけを撮影した様子。朝には釣りをしている人もいたが、何が釣れるかは不明。
しかしスマホの電波は入りませんし、設備も必要最低限のものしかありませんので、理解して利用する必要があります。
私は様々な無料キャンプ場を利用してきましたが、美しさでも上位、そして難易度でも上位に入るキャンプ場です。
ただ、利便性の高い無料キャンプ場はどんどん有料化されていってしまうので、予約不要で無料というキャンプ場はそれなりに難易度が高いと覚悟した方が良いでしょう。
ベテランキャンパーの方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
なお、関東甲信越の無料キャンプ場は下記記事にまとめていますので、ご参考にしてください。
参考記事 : 【関東甲信越】東京から行ける格安・無料キャンプ場を紹介!
また、関東圏外も含めた無料キャンプ場については、下記カテゴリを参考にしてください。
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