栃木県にあるオートキャンプ場那珂川ステーションに行ってきました。
このキャンプ時は「那珂川」という川沿いに位置しており、川沿いにテントを張ることができるのが特徴です。
有料にはなりますが、那珂川でボート等のアクティビティを行うこともできます。
川を見ながらのキャンプはなかなかできないので、川沿いサイトに泊まってみたい方はおすすめです。
なお、川沿いサイトは増水が心配ですが、サイトは那珂川よりも高いところにありますので、そう簡単には溢れることはなさそうです。
ただし、豪雨と言われるような場合にキャンプをするのであれば、河川の状況を管理人さんに確認してからの方が良いかもしれません。
オートキャンプ場那珂川ステーションの営業情報
那珂川ステーションは少し珍しい営業形態をしています。
どの辺りが珍しいかは後述しますので、まずは基本的な営業情報をご案内します。
住所 | 栃木県芳賀郡茂木町飯野1662-1 |
電話 | 0285-63-4771 |
チェックイン | 13:00〜
(混雑していなければ午前中からチェックイン可) |
チェックアウト | 〜12:00 |
料金 | 大人1,500円、4歳〜小学生1,000円 |
サイト | 区画サイト(早いもの順) |
ゴミ | 缶、ビン、スプレー缶、生ゴミ排出可。
燃えるゴミは持ち帰り。 |
その他 | バンガロー、常設型ティピーテント有り
大浴場なし ドラム缶風呂・シャワー無料 |
那珂川ステーションは珍しい点が二つあります。
一つ目はゴミの排出です。
ビン、缶、ガス缶等は分別すれば捨てていくことができますが、燃えるゴミは持ち帰りとなります。
普通は逆で、ビンや缶、ガス缶はNGだけど燃えるゴミならOK、というパターンが多いですが、那珂川ステーションはこのようになっています。
二つ目は、チェックイン時間が定められているようで定められていないことです。
一応チェックインは13:00〜とされていますが、お盆やGW、連休の中日、また日曜日のチェックインでなければ、基本的には午前中からチェックインすることができます。
(混雑状況によって異なりますので、必ずというわけではありません。)
簡単に言えば、「空いていれば使っていいよ!」という良心的な仕組みなのです。
実態的にそのように対応してくれるキャンプ場も多いですが、公式にそれを謳っているキャンプ場は少ないです。
また、私が特に推したいのが、少人数に優しい料金設定です。
利用料は大人1人あたり1,500円なので、ソロキャンプであれば1,500円しかかかりません。
また、親子キャンプをするような場合も、小学生以下であれば2,500円で済みます。
下道で行けちゃうような距離にお住まいの方は、行きつけのキャンプ場にしても良いかもしれませんね。
※営業情報は予告なく変更される場合がありますので、行く前には必ず公式サイトをご確認ください。
ボート等のアクティビティも出来る
那珂川ステーションはボート等をレンタルすることもできるので、川のアクティビティを楽しむことができます。
カヌー等はレンタル制になっており、料金は次のとおりです。
カナディアンカヌー | 5,000円 |
カヤック(シングル) | 3,000円 |
カヤック(タンデム) | 5,000円 |
カヤックのタンデムとは、二人乗りのことなので、二人での価格になります。
一人当たりで換算すると2,500円になります。
キャンプ料金が1,500円しかかからないので相対的に高めに見えますが、レンタル料金としてはどれもそれほど高い値段ではないので、興味がある方は借りてみてはいかがでしょうか。
子供は大いに楽しんでくれると思います。
途中で急激に地面が固くなるので注意
地面は芝生サイトになっており、ペグが刺さりやすい・・・のですが、途中で急激に固い地面に当たります。
下に岩があるのかな?と思いペグを刺す場所や角度を試行錯誤してみましたが、どうやっても固い地面に当たってしまいます。
テント・タープを設営して全ての場所で同じ状況だったので、これは岩ではなく地質として固い部分がある、ということが分かりました。
私はスノーピーク のソリッドステーク30で無理矢理ペグダウンしましたが、細いペグではかなり厳しいです。
ましてやコールマンのテントに付属しているようなプラスチックペグでは全く歯が立ちません。
川沿いサイトで比較的風が強いので、柔らかい部分だけに中途半端にペグを刺しても意味がありません。
ソリッドステークのような鋳鉄製のペグでなければならないということはありませんが、極力強度の高いペグを用意しておくようにしましょう。
川沿いにテントを張れる気持ちいいキャンプ場!
那珂川ステーションの魅力は、何と言っても川沿いにテントを張れることです。
広大な那珂川を目の前に、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
那珂川では時折魚が跳ね、対岸では釣りを楽しむ人たちもいます。
はたまた、地元の方が仕掛け網で漁をしていたり、別の場所でレンタルしたのか、ボートの集団が通り過ぎて行ったり。
変化していく景色は見ていて飽きません。
その様子を川に向けたタープからゆっくりと眺めるのは、なかなかに気持ちいいものです。
子供は川遊びが出来る!
キャンプ場の端には川に降りられる階段が用意されており、子供たちが川遊びできるようになっています。
(もちろん大人が川遊びしても構いませんが)
降りたところは子供の膝くらいの深さから徐々に深くなっていくので、手前で水遊びをしているくらいなら安全です。
とは言え、川は奥に行くと流れが速くなりますので、必ず保護者が目を離さないようにしましょう。
比較的安全と言っても、水難事故のリスクがない川はありません。
水難事故を起こしてしまったからでは手遅れなので、大人から見える範囲で安全に遊ばせるようにしてください。
スポンサーリンクシャワーが無料なのが嬉しい!
那珂川ステーションは川遊びができるためか、シャワーが無料になっています。
(シャワーだけでなく、ドラム缶に風呂を溜めることもできます。)
シャワー室にはシャンプーとボディーソープが備え付けられており、これも無料で使用することができます。
これは川遊びをしない大人にとっても、非常に嬉しい点です。
気温が高い日は川沿いの風が心地よいですが、シャワーを浴びた後だともっと気持ち良いです。
また、夜だけでなく、昼にも気軽にシャワーを浴びることができますので、暑い日には最高です。
ただし、ドライヤーはありませんし、ドライヤーが使えるようなコンセントもありませんので、特に女性の方はご注意ください。
基本的には自然乾燥ということになります。
天気が良い日であればこれほど気持ちいいことはないですが、フル活用できるのは男性限定かもしれませんね。
感想、まとめ。川沿いにテントを張りたい方には特におすすめ!
那珂川ステーションは川沿いサイトを存分に満喫できるキャンプ場です。
川沿いのキャンプを楽しみたい方は是非利用してほしいキャンプ場です。
サイトは川の手前と、車道を挟んで奥側(林側)があります。
奥側でも川は見えますが、その視界には他人のサイトが映り込んでしまいます。
そのため、川の景色を満喫したいのであれば、林側ではなく川沿いのサイトを確保するようにしましょう。
もちろん川沿いのサイトの方が人気なので、場所も川沿いの方から埋まっていきます。
場所取りも早いもの順なので、早めにチェックインすることをおすすめします。
しかしながら、川沿いのサイトが確保できなかったとしても、落胆することはありません。
林側からでも十分に景色を眺めることができますし、川に降りて遊ぶこともできます。
川沿いでなくても開放感抜群のキャンプ場を満喫できますので、興味がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。