利用料がかからない無料キャンプ場でありながら、キャンプ場としてのクオリティも高い。
更には最高の夜景も拝めるという、最高のキャンプ場、陣馬形山キャンプ場に行ってきました。
施設や立地等は本当に素晴らしいのですが、唯一にして最大のデメリットは混雑することです。
ゆるキャンの聖地になったこともあり、人気に拍車がかかっています。
リンク : ゆるキャン3巻感想!結局リンはソロキャンプをする運命に。
個人的にはどんなに良いキャンプ場でも、あまりに人が多いと行く気がなくなってしまうのですが、今回平日に時間が取れたので行くことにしました。
噂に違わぬ良いキャンプ場で、「ここが穴場だったらなあ」と何度も思いました。
陣馬形山キャンプ場の営業情報
まずは陣馬形山キャンプ場の営業情報・・・というか、立地等の基本情報から書いていきます。
営利活動をしているわけではないので、営業情報ではないですね。
住所 | 長野県上伊那郡中川村大草1636 |
利用料 | 無料 |
サイト | 芝サイト |
車の乗り入れ | 不可 |
施設 | トイレ、炊事場共に綺麗。
冬季は水道凍結。 |
スマホ電波 | au、docomoはギリギリ。
SoftBankは不明。 |
陣馬形山キャンプ場はgoogle map等の地図アプリにしっかり登録されているので、それを見ながら行くのがベストです。
標高が高いためそれなりに冷えるのと、風も強いので注意が必要です。
オートサイトではないので荷物を運ばなければなりませんが、冬は最大限の防寒対策をしていくようにしましょう。
道路は細く、すれ違いは困難
無料キャンプ場によくある話なのですが、陣馬形山キャンプ場も非常に道が狭いです。
本当にここであっているのか?と不安になるような道路が続きます。
道中には巨大な木の枝が落ちていたり、落石と思われる岩が転がっていたりと、不安になることが多々あります。
もちろん不安になるだけでなく、実際に危険なことが起こる可能性も有りますので、周囲をよく確認しながら進むようにしましょう。
また、この道路の狭さでは、すれ違うのはまず不可能です。
所々に避ける場所があるので、譲り合って利用するようにしましょう。
夜景が美しい無料キャンプ場
陣馬形山キャンプ場は無料であることも魅力ですが、夜景が美しいことも魅力のキャンプ場です。
陣馬形山キャンプ場自体が標高の高い山の上に位置していることもあって、街を一望できます。
ゆるキャンにも、陣馬形山キャンプ場の景色は美しく描写されています。
キャンプサイトからも夜景を見ることができるので、焚き火や食事を、美しい夜景を堪能しながら楽しむことができます。
特に展望台からの景色は圧巻!
なお、キャンプサイトからの夜景も綺麗ですが、特におすすめなのが、展望台からの景色です。
陣馬形山キャンプ場から徒歩で数分進んだところに展望台があります。
展望台から見える景色はキャンプサイトの比にならない程広く美しいので、ぜひ夜は展望台に行ってみてください。
個人的には、キャンプサイトから見える夜景も美しいですが、このレベルの夜景は他にも見えるところがあります。
しかし展望台から見える景色は息を呑む程の絶景です。
展望台は長居出来るような場所ではありませんが、陣馬形山キャンプ場に行ったからには、ぜひ一度足を運んでみてください。
スポンサーリンク無料キャンプ場なのにトイレが綺麗!
これも凄いな、と思ったのが、無料キャンプ場でありながらトイレ等の施設が綺麗なことです。
実は陣馬形山キャンプ場、2018年の10月頃からトイレを改装工事しているようで、ウォシュレットこそありませんが、温便座で快適なトイレができます。
また、炊事場も綺麗になっており、もはやそこら辺の有料キャンプ場よりも快適です。
これまで多くの無料キャンプ場に行ってきましたが、ここまで設備が綺麗な無料キャンプ場は初めてです。
これは人気が出るのも納得です。
なお、私がこれまでに行った無料キャンプ場についてはこちらをご参考にしてください。
リンク : 【関東甲信越】東京から行ける格安・無料キャンプ場を紹介!
ゆるキャンの聖地としても有名
陣馬形山キャンプ場を更に有名にしたのが、ゆるキャンではないでしょうか。
ダブル主人公(だと勝手に思っている)の1人であるリンちゃんが、ソロキャンプの場所として選んだキャンプ場です。
しかし実際に行ってみれば分かりますが、ここを夜、原付で登るのはかなり勇気が要りますし、一人では危険も伴うのであまりおすすめはできません。
特に女子高生一人でこんな山登るとか凄すぎです。
ソロキャンプをしている時点で、女子高生としてはかなりのレアキャラではありますが、こんな山奥に、原付一台で行くのは、将来が楽しみになるレベルに凄いです。
・・・という会話を、陣馬形山キャンプ場に行った多くのキャンパーが車の中で話したと思います。笑
スポンサーリンク土日は大混雑。予約不可なので入れないことも
陣馬形山キャンプ場は上記のとおり非常にアクセスが悪い場所にあります。
すれ違いは困難で、どちらかが譲り合って戻るしかありません。
そのため、土日祝に行くのは正直あまりおすすめできません。
陣馬形山キャンプ場の駐車場は広くないため、見た感じでは10台程度しか停めることができないでしょう。
(第一駐車場が解放されればもう少し停められそうですが)
混雑時には最悪、キャンプを諦める覚悟も必要です。
私は今回月曜日に休みを貰ったため、日月でキャンプに行きましたが、それでも結構人がいました。
満員ではないものの、駐車場もほとんど埋まっており、これがトップシーズンの、更に休日ともなれば確実に入りきらないと思います。
駐車場に入れないから引き返す、ということができればまだしも、駐車場への道は狭く、詰まってしまった場合身動きが取れなくなります。
最悪の場合どうするのか、行政の手助けによって一台ずつ出ていくのか、考えるだけで恐ろしいです。
そのため、日月で利用させていただいた感想としては、土日に使用したいなら金曜入り(時間が遅い場合は車中泊)は必須、そもそも土日祝に入るのは推奨しない、といったところでしょうか。
もちろん私個人の感想なので、最終的には個々人の判断になるのですが、最悪の場合キャンプを中止する覚悟だけはしておく必要があります。
レンタル等は一切ないので、中級車以上向けキャンプ場
私は無料キャンプ場によく行くので、色々な無料キャンプ場を紹介させていただいていますが、どの無料キャンプ場でも共通して「中級者以上」として紹介しています。
陣馬形山キャンプ場はトイレも炊事場も綺麗で、無料キャンプ場の中ではトップクラスに使いやすいキャンプ場だと思います。
しかしそんな陣馬形山キャンプ場であっても、売店や自動販売機はなく、買い物に行けるような場所でもないので、全ての準備が自分だけで必要です。
必要な水や食料の量、燃料、防寒対策等、全て自分で考え準備していかなければなりません。
一つでも忘れ物をした場合はどうにもなりませんので、ある程度の経験がないとこういった無料キャンプ場でキャンプするのは困難です。
そういった意味で、無料キャンプ場は中級者以上向けと言えるでしょう。
難易度が高めなため、マナーはよかった
しかし不便な反面、メリットもあります。
それは利用するキャンパーの多くがマナーが良いことです。
全ての道具を自分で揃え、レンタルも売店も自動販売機すらない山奥でキャンプが出来る人であれば、ほとんどがマナーやモラルを心得ています。
また、こういった無料キャンプ場では、少人数でキャンプする人が多いというのも、マナーが良い人が多い理由の一つかもしれません。
感想、まとめ。一度は行っておきたい素晴らしいキャンプ場!
陣馬形山キャンプ場は、無料とは思えないハイクオリティなキャンプ場です。
施設も綺麗で景色も最高、不満な点は何もありません。
しかしそれが故、人気が高く休日には大変混雑するキャンプ場でもあります。
今まで行った無料キャンプ場の中では指折りに素晴らしいキャンプ場だったので、ぜひ一度行ってみてほしい場所でもあります。
ただ、土日祝に行く場合は混雑によって本来の楽しみ方ができないと思いますので、平日に休みが取れた時等に積極的に行きたいキャンプ場でもあります。
私も上手く休みが取れた時には、また陣馬形山キャンプ場に行きたいと思います。
(たぶん今後も、土日に行くことはないと思います。)