今年はこれまでの記録を見ても、稀に見る暖冬になることが予想されています。
寒い中での冬キャンプが好きな方は残念に感じているかもしれませんが、暖冬だからと言って油断は禁物です。
特に今年は異常なまでの暖冬で、衣替えのタイミング等に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
キャンプギアも同様で、どこまでの防寒装備を持っていくべきか悩むかもしれません。
今年は異常な暖冬になりそう
この記事を書いている2023年は、夏の時点から異常気象が叫ばれていました。
とは言え、夏が異常に暑いのは最早毎年恒例となりつつあり、ニュースを見ても「また暑さのニュースか」と思うくらいでした。
しかし今年は夏が過ぎても暑さが和らがず、10月のキャンプで半袖半ズボンでも汗だくになるほどでした。
参考記事 : 猛暑!10月キャンプの服装が半袖半ズボンでも暑かった話【ブログ】
そして11月になっても暑さは和らがず、11/7は夏日となり、11月に夏日が観測されるのは約100年ぶりと報じられました。
出発時が暑くても夜は極寒かも
11月になっても、あまりの暑さに半袖で出かけることがありました。
さすがに中旬にもなると気温が下がりましたが、寒い日はとことん寒く、「乱高下」と言っても過言ではないほど異常でした。
仮に気温を調べずに出かけたとすると、出発の時は半袖でも平気だったのに、朝起きたらダウンがないと震える気温になっているようなものです。
また、気温は日付を跨ぐと変わるわけではなく、夜になるまでの間に下がっていく可能性もあります。
そうなると、ただの昼夜の寒暖差ではなく、夏の昼から冬の夜に変わるわけですから、これまで経験したことがないような寒暖差が発生することになります。
出発時点の気温をベースに考えてしまうと、急激な気温変化に耐えられない可能性があります。
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更にこれに、標高によって起こる寒暖差も加わってきます。
これは暖冬だからというわけではないですが、平地で出発して、標高の高いキャンプ場に行くと、それだけで大きな寒暖差が発生します。
冬キャンプに慣れていれば問題ないと思いますが、初心者の方等で、標高差による気温の低下を考慮し忘れると、昼間と夜でさらに大きな寒暖差が生まれます。
例えば11/7は気温27℃まで上がったわけですが、山の上のキャンプ場であれば、場合によっては夜は氷点下となり、結果的に昼と夜で30℃以上の気温差が発生する可能性もあります。
朝晩で30℃あるとか、もはや砂漠のような寒暖差です。
例年通りの防寒装備を持っていこう
暖冬であっても、天気予報を見ればある程度の変化は予想できます。
例えば、「今日は夏日でも、明日は真冬の気温になります」というように、日々の気温の変化を予想してくれます。
そのため、天気予報をチェックして行くことは異常な暖冬であっても有効な対策と言えます。
しかし天気予報で「明日も暖かい」と言っていたとしても、キャンプギアは少なくとも例年通りのレベルを持って行くことをおすすめします。
天気予報を見る意味がないわけではないですが、やはりいくら暖冬予報だと言われても、それだけで防寒対策を怠るのは少し危険です。
今が異常なまでに暖かいだけで、普段はもっと寒いため、少し予報がズレるだけで極寒になる、という認識は必要です。
スポンサーリンクまとめ。暖冬だからこそ冬キャンプには注意
最近の気温は「異常」という言葉が相応しいくらい、本当に暑いです。
まさか11月に夏日が訪れるとは思いませんでしたし、10月のキャンプで、半袖半ズボンなのに寝苦しいほど暑いとは思いませんでした。
日常生活でも異常な暑さは実感していますが、キャンプにおいても感じることが多いです。
でもだからこそ、日々の寒暖差が激しく、防寒具選びが悩ましいところです。
オートキャンプであれば、暑ければ脱いで車に置いておけば良いので、基本的には寒いことを予想して準備をしておくようにしましょう。