テントを積んでキャンプ場を転々と旅する「キャンプ旅」のやり方と注意点

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皆さんは、テントを張りながら旅をする「キャンプ旅」をしたことがありますか?

なかなかアクティブな旅になるので、そう簡単にできるものではないですが、一生の思い出になることは間違いありません。

1人であれば車中泊の旅でも良いですが、複数人で旅をするならキャンプ旅がおすすめです。

 

特に大学生等、若くて自由度の高い生活をする方々におすすめです。

私も20代前半の頃にキャンプ旅をしましてが、一生の思い出になっています。

 

快適性は皆無ですが、トラブルやアクシデントこそ思い出であり、自分自身の財産にもなることでしょう。

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テントを張りながら車で旅をする「キャンプ旅」

「キャンプ旅」という言葉を使いましたが、一般的な言葉として「キャンプ旅」というものがあるわけではありません。

キャンプをしながら日本各地を旅するものを、ここでは勝手にキャンプ旅、と言っています。

椿山キャンプ場

▲臨機応変に動くため、基本的には無料キャンプ場を転々としながら旅をする。

 

なお、基本的には車での旅を想定しています。

自転車にテントを積んで旅をする人もいますが、それはキャンプ旅というより自転車旅と言った方が適切でしょう。

自転車にテントを積んで旅をするなんて、10代、20代にしかできないことだと思うので、好きな方はぜひ挑戦してみることをおすすめします。

車種を問わないのも魅力

車だけで旅をする、というと、キャンピングカーでの旅や、車中泊等が思い浮かびます。

しかし車の中で寝るとなると、1人ならともかく、2~3人で旅をするならそれなりのサイズの車でなければなりません。

 

しかしテントと最小限のギアで旅をする、ということであれば、軽自動車であっても複数人で旅をすることは可能です。

自転車やバイクであっても、キャンプ旅をすることは可能です。

キャンピングカーや大きい車で旅をするのはお金が必要ですが、逆に若くて時間とエネルギーがある時にはお金がないので、それはそれで厳しいです。

 

実際に私も、20代前半の頃に軽自動車に3人乗り、荷台に積んだ最低限のキャンプ道具で1週間ほど旅をしました。

キャンプ旅に持って行ったキャンプ道具

▲軽自動車に積んだテントとマット。あとは最小限のギアだけで旅をした。若いエネルギーがあれば何でもできる。

軽自動車で3人車中泊も不可能ではないですが、テントを張れば3人横になって寝ることができるので、疲れが全く違います。

もちろん、テントを張るのは手間がかかるので、キャンプが好きかどうかというのも大事な要素ですけどね。

持って行くギアは最小限にする

キャンプ旅のコツは、余計なものを持って行かない、ということにあります。

必要なのはテント、マット、シュラフ、チェア、クッカー、それに焚き火台くらいなものです。

シュラフと小物セット

▲テントとマット以外に持って行ったのは、写真にあるシュラフ、クッカー、バーナー、焚き火台くらい。

 

キャンプ旅の場合、夕方に設営して早朝には出発するので、たくさんのギアを使っているような時間はありません。

あまり重いものを持って行くと燃費も落ちるので、出来る限り必要のないものは持って行かないようにしましょう。

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車中泊よりも機動力は低い

車中泊のイラスト

キャンプ旅はそこそこ快適に、そしてキャンプという楽しみを味わいながら旅をすることができます。

しかしながら、機動力は車中泊の方が高いため、旅をメインにするなら車中泊の方が良いでしょう。

 

キャンプである限りはキャンプ場を転々とするわけですが、予約不要で泊まれる無料キャンプ場(公営キャンプ場)は、それほど多くありません。

各県に何個かはありますが、どうしても目的地はそれらになるため、移動を考慮すると効率的ではありません。

 

そのため、24時間駐車可能な場所であればそこで寝泊まりできる車中泊と比べると、どうしても機動力は落ちてしまいます

キャンプ旅を楽しむコツ

「キャンプ旅」という言葉を聞くだけで、心躍るキャンパーは少なくないと思います。

しかし実際にやってみた身としては、体力もかなり消耗するため、うまく楽しまなければ仕事のようになってしまいます

 

キャンプ旅には楽しむコツがあり、それを抑えることで、何倍も楽しめます。

テントを積んで日本一周!等と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

キャンプを寝床にしない

まず一つ目は、キャンプをただの寝るための場所にしない、ということです。

旅をしている以上、観光も楽しむものですが、キャンプ旅なのでキャンプもしっかり楽しみましょう。

稲庭キャンプ場①

▲動物の危険を感じるほど「山奥で人気のないキャンプ場」もあったが、今となっては良い思い出となっている。

 

出来れば夕方前には到着し、キャンプ場の雰囲気を楽しむのがおすすめです。

田舎の山奥にある無料キャンプ場は貸し切りになることも多いので、周りを気にせず思い切り楽しめることもあります。

 

普段行く機会のないキャンプ場を体験すること、これもキャンプ旅の醍醐味の一つだと理解しておきましょう。

道の駅等で特産品を買って食べる

キャンプ旅において、キャンプはメインイベントの一つです。

お昼は観光やグルメを楽しみ、夜はキャンプ場を楽しむ、というのが主な流れですので、夕飯はキャンプ飯となります。

 

しかし時間がない分、クッカーもバーナー一つにする等、カップラーメンも含めた簡易的な料理にせざるを得ません。

しかしそれではつまらないので、旅の途中で道の駅等に寄り、ご当地グルメを買い集めるようにしましょう

ご当地グルメとお酒

▲ご当地のお酒や食べ物をキャンプ場で楽しむのも、キャンプ旅の楽しみの一つ。

 

インスタントラーメン一つ取っても、ご当地のグルメのインスタントラーメンにするだけで良い思い出になります。

お土産コーナーで売っているものを夜ご飯に買い集め、ご当地のお酒で乾杯!というのが、キャンプ旅におけるキャンプ飯の楽しみ方です。

(もちろん自己流ですが)

移動を移動で終わらせない工夫をする

ドライブのイラスト

キャンプ旅では移動時間が多くなるため、移動時間を楽しむ工夫も必要です。

移動時間の醍醐味は豊かな景色を楽しむことですが、高速道路等はあまり景色が変わりませんので、眺めていて楽しいものではありません。

 

そこでいくつか下準備をしていくことで、この移動時間をより楽しむことができます。

①トークテーマを決める

仮に移動時間は1日4時間だとしても、1週間の旅では28時間も移動することになります。

いくら仲の良い間柄であっても、ここまで時間があると話題は尽きてしまいます。

 

そこで、予めトークテーマを用意しておくことで、会話を楽しみながらドライブすることができます。

トークテーマはググれば無数に出てきますので、出来る限りスマホのメモ帳等にまとめておくと良いでしょう。

 

話すことなくなってきたなー、と言う時は、話すことが嫌なわけではなく、話す内容を考えるのが嫌なだけです。

トークテーマは多くて困ることはないので、旅の下準備だと思ってたくさん考えておきましょう。

②食事スポットを調べる

ピザのイラスト

移動時間があるということは、それだけ行き先を調べる時間もある、ということです。

 

キャンプ旅の場合、夜ご飯はキャンプ場で食べることになるので、昼ご飯に何を食べるかは重要です。

昼ご飯は貴重な機会なので、しっかりと評価の高いところで、その地域の美味しいものを食べるのがベストです。

 

食べる場所を考えている間はワクワクしますので、キャンプ旅の移動時間の使い方にぴったりです。

③カラオケマイクを持って行く

マイクのイラスト

もう一つおすすめなのが、カラオケマイクを買って持って行くことです。

カラオケマイクは車に接続できるものでも良いですし、バッテリーで稼働するものでも良いです。

車に接続できるようにすれば採点等も楽しめますが、配線は割とごちゃごちゃします。

 

一番簡単なのは、バッテリー内蔵タイプのマイクをスマホに繋ぎ、JOYSOUNDのアプリに合わせて歌うことです。

カラオケが好きな人であれば、2時間でも3時間でも歌えると思うので、社内で盛り上がるにはうってつけです。

これはキャンプ旅だけに限らず、長距離ドライブ全般におすすめです。

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道中で行き先を決めるのも面白い

キャンプ旅をする時は、目的とするキャンプ場と大まかな観光地の候補だけ決めておき、あとは移動しながら目的地を決めることが多いです。

移動時間を使って決めることができること、そして体力と気分によって行きたい場所が変わることがあるからです。

温泉に入りたい気分の時、食事に全振りしたい気分の時、海沿いの観光地に行きたい気分の時など、様々です。

桜島の看板

▲道中で立ち寄ることに決めた桜島は、忘れられない思い出になった。

 

基本的にはキャンプ場だけを目的地として決めておけば、その間にどこに立ち寄っても、大きくルートが崩れることはありません。

もちろん、状況に応じて目的とするキャンプ場自体も変えることは可能ですが、無料キャンプ場の数が少ないため、キャンプ場を変えると旅全体に影響が出ますので、あまりおすすめはしません

感想、まとめ。長期休みは旅に出ては?

私がキャンプ旅をしたのは、社会人2年目くらいだったと思います。

お盆に連休を取得し、友人とタイミングを合わせて、3人で旅に出ました。

 

東京から出発し、九州最南端とも言える鹿児島まで行って帰ってきました。

途中、大阪道頓堀に寄ったり、博多でもつ鍋を食べたりと、本当に良い思い出が作れました

 

最近は家庭を持ち、友人とタイミングを合わせることが難しくなりましたが、気持ちだけはまだまだアクティブな旅をしたいと思っています。

 

歳を取ると色々なものを背負い、友人と1週間予定を合わせて旅行!ということも難しくなります。

もしもこの記事を読んで、アクティブな旅をしてみたいと感じた方がいたら、ぜひ挑戦してみてください。

きっと人生で忘れられない、素敵な思い出となることでしょう。

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