先日友人との会話で、キャンプは就活でアピールしても良いのか?という話題がありました。
私は以前、一部上場企業の採用関係の仕事をしたことがありますが、趣味欄に「キャンプ」と書くのは全く問題ないと思います。
というよりも寧ろ、キャンプは履歴書やエントリーシートに書ける良い趣味だと思います。
このブログを読んでくれている若きキャンパーのために、自分の採用担当としての経験も踏まえ、その理由を解説していきます。
そもそも採用において「趣味」は大した項目ではない
まず大前提として覚えておいて欲しいのは、そもそも趣味の欄に何が書いてあろうと大差ない、ということです。
もちろん、良い印象の趣味、悪い印象の趣味、というものはありますが、往々にして面接官との相性によって大きく左右されます。
面接官がキャンプ好きなら自分をアピールする良いきっかけになりますし、面接官がキャンプに興味なければ「ふーん」程度の印象で終わります。
これだけは言えるのは、「盛るのは良いが嘘をつくのはダメ」ということです。
キャンプやアウトドアは大人なイメージのある良い趣味
キャンプという趣味ですが、一般的に悪いイメージを持つ人はいないでしょう。
大企業であれば何度も面接をするので、様々な考えを持つ人に会います。
そのため、多くの人に悪いイメージを持たれない趣味は、履歴書に書くのに適していると言えるでしょう。
もちろん、個人的にキャンプが嫌いな面接官と当たってしまう可能性はゼロではありませんが、それは「ご縁」という言葉に集約されると思います。
私はキャンプ好きなので、趣味の欄に「キャンプ」と書いてある学生がきたら「おっ」と思います。
もちろんそれだけで判断するわけではないですが、これも「ご縁」なのだと思います。
しかし仮に趣味の欄に興味ないことが書いてあっても、趣味には触れずに別の質問をするだけなので、そこまで深く考える必要はありません。
スポンサーリンク趣味のジャンルよりもエピソードが大事
履歴書に書く趣味として、多少なり良し悪しはあっても、大事なのはその中身です。
この記事の最初の方で、「趣味」に何が書いてあってもあまり関係ない、と書きましたが、中身を掘り下げられた場合は話が別です。
例えば、私はキャンプが好きなので、「趣味:キャンプ」と書いてあれば少し話を聞いてみたいと考えます。
オーソドックスなのは「キャンプのどのような点が好きですか?」とか、「思い出となるキャンプはありますか?」という質問になると思いますが、大事なのはその答えです。
当然、ほとんどキャンプ経験がなく、中身が薄いのは論外ですが、キャンプ経験の深さをアピールしても仕方ありません。
キャンパーであれば色々な熱い想いを持っていると思いますが、面接はその熱い想いをぶつける場ではありません。
キャンプのエピソードを通じて、いかに自分が魅力的な人間かをアピールする場なのです。
キャンプでアピールできる能力
履歴書やエントリーシートに「趣味:キャンプ」と書くからには、いくつかのエピソードは用意しておくようにしましょう。
そしてそのエピソードを通じて、自分の長所をアピールする必要があります。
どのようなエピソードでも構いませんが、例えば以下のような長所をアピールできると思います。
積極性、挑戦、上昇志向
キャンプで様々な場所に行ったり、新しい体験をしたりしたエピソードを話すのであれば、積極性や挑戦する姿勢等をアピールできます。
キャンプという趣味は、アクティブに動けることをPRするのに適していると思います。
ただキャンプをした話ではなく、離島でキャンプをした、雪の中でキャンプをした、等、一般的に「アクティブだな」と思ってもらえるようなエピソードが欲しいところです。
ただし、ちょっと雪が降ってきたキャンプを「雪の中でキャンプをしたエピソード」に盛るのは良いですが、全く体験がないエピソードを話すのはやめた方が良いでしょう。
私の経験上、1を100にしているのは分かりませんが、0を1にしているのは分かります。
社交性、コミュニケーション能力
皆でキャンプをし、楽しんだ思い出を語るのであれば、社交性やコミュニケーション能力をアピールできると思います。
特に初対面の人とキャンプを楽しんだエピソードや、サークル等でキャンプ企画をしたエピソードなんかは、コミュニケーション能力をアピールするのに適していると思います。
ただワイワイキャンプをしたエピソードではパンチに欠けるので、キャンプを通じて何を学んだかを併せて、自分が多様な人とすぐに打ち解けられる能力があることをアピールしましょう。
スポンサーリンク感想、まとめ。面接はエピソードで勝負!
就活や採用試験の履歴書に「趣味:キャンプ」と書くのはどうなのか?という話について、自身の採用担当としての経験を踏まえ書いてみました。
結論、趣味の欄に「キャンプ」と書くのは何ら問題ないです。
その趣味をどのようなエピソードに繋げ、自分の何をアピールするのかということの方が大事なので、しっかりとエピソードを用意しておくようにしましょう。
キャンプは自己PRに繋がるエピソードに発展させることも比較的容易なので、自信を持って履歴書に書いていきましょう。
でも大半の面接官は趣味の欄はスルーすると思います。笑
キャンプが好きな素敵な人たちが、希望する職業に就けることを祈っています!