童話の世界でも、漫画の世界でも、外で焚き火をしながら音楽を奏でる、というシーンが良く出てきます。
さすがにキャンプ場で音楽を奏でるわけにはいきませんが、キャンプという空間と音楽は間違いなく相性が良いです。
しかしキャンプの世界でそれを唱える人はあまりいません。
原点回帰として、キャンプ×音楽の魅力について書いていきます。
音楽=マナー違反というイメージが強い
そもそもキャンプと音楽はこれほどまで相性が良いのに、なぜそれを唱える人がいないのかと言うと、それはキャンプで音楽=マナー違反というイメージが強いからだと思います。
確かにキャンプでガンガン音楽を流す行為は、マナー違反の典型例とも言えます。
また、小さい音量であってもキャンプ場は想像以上に響きやすいため、音楽自体を悪と考える人が増えています。
自分が聴きたい音楽は他人が聴きたい音楽とは違いますので、どれだけキャンプに合う音楽を流そうと、マナー違反はマナー違反です。
しかしキャンプで音楽=悪というわけではなくて、本質的にはマナー違反行為=悪なのです。
キャンプと音楽は実際相性抜群
キャンプは特に目的のない趣味ですので、自然を肌で感じながら、自分の好きな事をします。
読書に耽る人もいれば、SNSを楽しむ人もいます。
焚き火を見ながら自分の好きな音楽を聴く、というのも、立派なキャンプの楽しみ方の一つです。
しかも焚き火というキャンプのメインディッシュと並行しながら楽しむことができるので、相性が悪いはずがありません。
何も考えなくて良い、心を無にする瞬間をキャンプに求める人は、好きな音楽を聴きながら、自然の景色や焚き火を眺めるのは最高の時間です。
耳を塞ぎたくなるような社会生活の息抜きとして、自分の好きなものに囲まれるキャンプは最高のリフレッシュになります。
そのため、キャンプという趣味・空間と「音楽」は非常に相性が良く、うまく使えば新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
スポンサーリンク音楽はイヤホンで聴くようにしよう
キャンプと音楽の相性が良いにも関わらず、問題視されるのが、ボリュームです。
そのため、キャンプで音楽を楽しむ場合はイヤホンで楽しむようにしましょう。
もちろん、耳を塞いでしまうことによって、鳥の声、焚き火の音等、自然の音が聞こえなくなってしまうというデメリットもあります。
しかし一日中イヤホンをしているわけではないので、たとえば夜焚き火の時だけ、という使い方もできます。
仮に自然の音が聞こえなくなっても、「自分の好きな音楽を聴きながら自然の中で過ごす」ことを自分自身が好むのであれば、それは自由です。
私も美しい焚き火を見ながら、澄んだ女性アーティストのバラードを聴く時間が好きです。
骨伝導イヤホンがおすすめ
技術の進歩は凄く、最近では骨伝導のイヤホンも登場しました。
おそらく、キャンプで音楽を聴く最適解が骨伝導イヤホンだと思います。
▲耳に入れるのではなく、耳の近くの骨を振動させて音を伝える。
通常のイヤホンは鼓膜を振動させる必要があるため、耳を塞いでしまいます。
しかし骨伝導イヤホンは頭蓋骨の振動を通して音を届ける仕組みのため、耳を塞がずに自分だけ音楽を楽しむことができます。
この状態であれば、焚き火の音や虫の鳴き声、友人との会話を楽しみながら、音楽を聴くことができます。
▲骨伝導イヤホンはランニング等のスポーツにも適している。当然、キャンプでも問題なく使える。
骨伝導イヤホンの中には2台同時に接続する「マルチペアリング」ができる機種もあるので、これを使えば友人や恋人と一緒に音楽を聴きながら、会話を楽しむことも可能です。
この状態は、音楽を流しながらキャンプをするのと変わらないので、他人に迷惑をかけず、音楽を流しながらキャンプをする方法と言えます。
スポンサーリンク「キャンプ用プレイリスト」を作っておくと良い
キャンプで音楽を楽しむためには、その選曲は重要です。
もちろん、好みは人それぞれなので、正解はありません。
しかしどんな曲であれ、自分の音楽プレイヤー(もしくはスマホ)の中に、キャンプで聴くためのプレイリストを用意しておくことをおすすめします。
焚き火をしながら音楽を楽しむ場合、スマホの画面は眩しいのであまり見たくありません。
局を選ぶ楽しみもありますが、それはそれとして、とりあえず流しておけるプレイリストを用意しておくと便利です。
できればダウンロードしておくのが良い
キャンプ場で音楽を楽しむ場合は、できれば自分のスマホやプレイヤーに音楽をダウンロードしておくことをおすすめします。
最近では音楽のサブスクサービスでストリーミング再生をする人も増えてきていますが、キャンプ場によってはかなり電波が弱いところがあります。
場所によってはスマホが圏外になることもあり、そういった場所では音楽が聴けなくなってしまいます。
音楽のサブスクサービスであっても、オフラインで聴けるようにダウンロードしておくこともできると思います。
キャンプで聴くための音楽は、出来る限りオフライン再生できるようにしておくことをおすすめします。
どんな楽しみ方をしようと、キャンプは自由
キャンプで音楽というと、マナー違反以外に、「せっかくキャンプ場に来たのに、自然の音を聞かないなんで勿体ない」と否定する人がいます。
言っていることは理解できますが、それは自分のスタイルであって、他人を否定するべきではありません。
私はキャンプ場でゲームをしようと、両耳を塞いで音楽を聴こうと、Youtubeを見ようと、それは自由だと思っています。
家で見られるYoutubeであっても、「外で見るから良い」と感じている人もいるでしょう。
他人に迷惑をかけなければ、自分がやりたいことを好きなようにやってリフレッシュすることこそ、キャンプに求めるものだと考えています。
感想、まとめ。骨伝導イヤホンでキャンプ×音楽を楽しむ!
きっと多くの人にとって、外の解放的な空間で音楽を楽しむ、というのは、なんらか琴線に触れるものがあると思います。
だから国を超え、文化を超え、多くの物語でそういった“シーン”が出てくるのだと思います。
満天の星空の下、焚き火をしながらギターを奏でる。
なんと絵になる光景なのでしょう。
そこに個人差はありますが、キャンプと音楽は間違いなく相性が良いものです。
他人に迷惑をかけずにキャンプ場で音楽を楽しめれば、それは最高の時間を作る一つの要素になることでしょう。
骨伝導イヤホンはある意味「最新のギア」と言えるかもしれません。
自然と音楽が奏でるハーモニーを、最新のガジェットを使って楽しんでみてはいかがでしょうか。