人気のキャンプ場も冬なら予約が取れる!が通用しなくなってきたという話

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冬も本番になり、全国各地で初雪が観測されました。

この季節になるとキャンプは完全に下火で、ちらほらと酔狂な人たちが静かに楽しむくらいになってきます。

 

私は行ったことがないキャンプ場に行くのが好きで、冬になると、夏には予約が取れなかった人気キャンプ場に行くのが楽しみでした。

夏に予約を取ろうとすると、一体いつから予約を取れば良いか分からないですし、人気キャンプ場はアクティビティが充実しているため、ファミリー層がメインターゲットです。

 

子供がいれば気合で予約を取るのも良いですが、私の場合はアクティビティを何もしないので、そこまで頑張って予約を取っても仕方ありません。

そのため、人気キャンプ場は、アクティビティも少ないが予約も取りやすい冬に行くようにしていたのですが、今年はなかなか予約が取れません

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人気キャンプ場のハイシーズンは予約が取れない

キャンプサイト

人気のキャンプ場であっても、冬の時期は比較的簡単に予約が取れます。

むしろ空いているサイトもあり、且つオフシーズンは値段も下げる所が多いので、経営はギリギリだったと思います。

それでもやらないよりはマシ、ということで経営していたところも多いでしょう。

 

そのため、採算が取れない等の理由から冬季営業をしないキャンプ場も未だに数多く存在します。

 

しかし今年の冬は、キャンプ場の予約の取りにくさを実感するようになりました。

もちろん、以前もキャンセル待ちになるようなキャンプ場は多々ありましたが、タイミングや波もあり、別の日程や別の人気キャンプ場を見ればどこかしらは簡単に予約を取ることができました。

そのため、行ってみたいキャンプ場にいくつか目星をつけておくと、どこかのキャンプ場は必ず予約を取ることが出来ました。

 

しかし今年はなかなかそうもいきません。

夏に「行ってみたいな」と思ったキャンプ場を探してみると、どこも予約がいっぱいでした。

 

これは間違いなく、冬にキャンプをする人口が増えてきた、ということでしょう。

冬キャンプの人口は増えてきたが、キャンプ場が追いついていない

冬キャンプの人口が増えてきた、というのは、何となく想像がつくと思います。

キャンプ全体が盛り上がるにつれて、冬キャンプも自然と盛り上がってきます。

 

しかし全国には通年営業ではないキャンプ場がまだまだたくさんあります

キャンプは夏に行うものであり、冬はお客さんが少ないため、赤字になるので経営を行わないところが多いのです。

 

徐々に通年営業を行うキャンプ場や、営業時間を延長するキャンプ場も増えてきましたが、キャンプ人口の増加率よりも遅いため、乖離が発生しているものと予想されます。

 

冬キャンプの人口が増えてきたとは言え、現在も全てのキャンプ場が一斉に冬季営業を始めたら、当然ながら赤字経営になるでしょう。

しかし需給バランスを考えると、もう少し冬季営業を行うキャンプ場が増えても良いような気がします。

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冬は人気が偏る傾向にある

特に感じるのは、やはり冬はキャンプ場が偏る傾向にある、ということです。

冬のキャンプ場として人気なのは、大きな温泉施設が整った高機能オートキャンプ場です。

苗場プリンスホテルの受付(温泉)

 

やはり寒い季節の温泉は非常に気持ち良いので、私も出来る限りシャワーではなく温泉があるところに行きたくなります。

わざわざ氷点下になるような気温の中で屋外にテントを張って、冷え切った体を温泉で暖めるマッチポンプな瞬間は至高です。

そのため、シャワーではなく温泉施設が併設されているキャンプ場は冬季に人気が高まります。

 

逆に雪が積もり、温泉施設や売店もほとんどないような地域では、まだまだ簡単に予約が取れます。

 

かくいう私も、冬キャンプは温泉施設が充実しているところか、景色が美しいところのどちらかが良いと思っています。

だから偏りが生まれるんでしょうね。

オフシーズン料金(冬季料金)が終わる日も近いか

キャンプ場によっては、人口が少ない冬にお客さまをより招き入れるため、オフシーズン料金を設定するところも多いです。

 

サイトが余るくらいなら、料金を安くしてでもお客さまを呼び込もう、という話です。

これも需給バランスを考えれば、供給が需要を上回れば価格競争になるのも当然です。

オフシーズン料金の設定は、なかなか予約が取れない高機能キャンプ場であっても継続している場合があります。

キャンプ場①

 

しかし最近では、冬でも人気な高機能キャンプ場は、多少料金を値上げして利用者が減ったとしても、おそらく予約は全て埋まると予想されます。

むしろ売上がアップすると思います。

 

予約過多になっている現状を見て、オフシーズン料金の廃止(値上げ)を検討するオーナーも出てくるのではないでしょうか。

(あくまで予想です。)

通年営業のキャンプ場も増加中!

冬季にキャンプ場の予約が取りにくくなったとは言え、通年営業や営業期間を延長するキャンプ場が増えてきているのも事実です。

私が知っているキャンプ場も、2018年より冬季営業を開始しました。

 

現在はキャンプブームの伸びの方が早く、冬季のキャンプ場が混雑しているように感じられるかもしれませんが、夏より冬の方がキャンプ人口が多い、ということではありません。

キャンプ場の総数から考えると、まだまだポテンシャルはあります

冬にキャンプをする人はほとんどいないから、なかなか儲からない、と考え営業を停止するオーナーも、徐々に営業期間を延長していく傾向にあります。

 

キャンプ人口も増え、営業するキャンプ場も増えれば、それは業界全体が拡大してきているということです。

「冬のキャンプ場の予約が取りにくくなった」という消費者目線だけでは消極的な内容になってしまいますが、業界として発展していく過程だと考えれば、それは喜ぶべきことではないでしょうか。

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