リサイクルショップでキャンプ道具を安く手に入れるコツと注意点 !

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多くの人が、キャンプ道具はスポーツショップや、WILD-1などのアウトドア用品店で購入すると思います。

もしくは、amazonや楽天等の通販で購入する人も多いでしょう。

価格重視なら通販は強いですが、実物を見てから決めたい、というのもニーズとしてありますね。

 

様々なキャンプ道具の購入方法の中で、意外とメジャーなのがリサイクルショップです。

リサイクルショップのイラスト

しかし中古品はリスクもあるので、注意が必要です。

今回はリサイクルショップでキャンプ道具を買うことについて書いてみました。

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リサイクルショップなら低価格でキャンプ道具が手に入る!

リサイクルショップでキャンプ道具を買うメリットとしては、高価なキャンプ道具が安い価格で手に入ることです。

キャンプ道具に限らずリサイクルショップは安いのですが、家電等と比較すると、キャンプ道具は故障が少ないので、リスクは少なめです。

もちろんバーナーやランタン等は見えない部分の傷や錆等がある場合がありますので、そういった点には注意が必要です。

 

あまりに年季が入っているようなものは避けた方が無難ですが、家電等と比較すると、キャンプ道具は比較的ハズレが少なく手に入れることができると思います。

キャンプ道具は多少の汚れは気にしなくて良い

キャンプ道具は屋外で使う者なので、汚れはそこまで気にしなくて良いでしょう。

 

家具や家電、洋服等は汚れに注意しなければなりませんが、キャンプ道具は新品と1~2回使ったもので汚れの差が激しく、未使用な綺麗なものを買っても、自分で使うとすぐ汚れてしまいます。

数回しか使っていなくても、汚れが目立つとリサイクルショップでは値段が下がりやすいので、そういったものはお買い得です。

 

キャンプ道具はキャンプに詳しい店員がいない場合、それほど使っていなくても、かなり使い込んだように見えることもあります。

リサイクルショップでキャンプ道具を買う場合は、新品のように綺麗なギアよりも、多少傷や汚れがあるけど値段が安いものが狙い目です。

リサイクルショップでの狙い目のギアと注意すべきギア

リサイクルショップでキャンプ道具を探すにあたって、比較的割安で手に入りやすいギアと注意すべきものとがあります。

 

全般的に安いのは間違いないですが、中古品には失敗のリスクもあります。

店舗によっても値段が違いますし、同じ値段でも質が違うものもあります。

 

一期一会だということを理解しつつも、慎重に決める必要があります。

焚き火台やグリルは割安商品もある

その中でも個人的におすすめなのが、焚き火台やグリル等、直接火を入れるギアです。

焚き火の様子

新品の焚き火台を使った人は分かると思いますが、1回でも焚き火をすると変色しますし、煤もこびりつきます。

言い換えると、焚き火台やグリルは新品と1回だけ使用したものの見た目の差が大きいのです。

 

リサイクルショップではキャンプ道具そのものの汚れや傷等で値段が下がることもあるため、1~2回しか使っていないような焚き火台でも、それなりに値段が下がっていることがあるのです。

新品の焚き火台を買っても、自分で1〜2回使えば同じような状態になるので、これはお買い得と言えるでしょう。

 

これが値段が下がっているかどうかは、そのリサイクルショップで鑑定している人がどれだけキャンプ道具に詳しいかに左右されます。

 

また、ほとんど使っていない焚き火台なのか、かなり使い込んである焚き火台なのかを見極めるのは、今度はキャンパーの力量になります。

テントやタープは細かい部分の解れや錆に注意!

最も注意が必要なのが、テントやタープ

タープを使ったキャンプ

 

最も購入される頻度が高いような気がしますが、実は最も注意が必要です。

個人的には、リサイクルショップでテントを買うのはあまりおすすめはしません。

 

その理由は2つあります。

布やポールのつなぎ目等、細かい部分でガタがきている可能性がある

テントやタープをあまりおすすめしない理由の一つは、パッと見は綺麗に見えても、後でよくよく見てみると小さいところに穴が開いていたり、ポールが錆びていたりすることもあります。

購入後何回かは使えても、生地が薄くなっていたところから穴が開いたり、ポールが折れてしまったりする可能性も有ります。

 

少し見ただけでは分からない部分も多いので、ハズレを引く可能性が高まるのです。

 

テントやタープに置いて破れたり穴が開いたりするのは致命傷です。

リサイクルショップと言えどテントやタープはそれなりに高いので、ハズレは引きたくないですよね。

サイズが大きすぎて隅々まで見れない

上で紹介した「ちゃんと隅々までよく見なければいけない」というのは、テントやタープだけに限ったことではないかもしれません。

しかしテントやタープの場合、リサイクルショップの中で隅々まで確認するのが困難です。

 

テントやタープは、状態が非常によく、展示品になっているものを除けば、基本的には袋の中に収納されています。

その場合、なかなか全てを広げて、ポールを組み立てて、中身を隅々まで見ることができません

 

そのため、ハズレを引いてしまうリスクもあるのです。

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珍しいレアものキャンプ道具が売っていることも

リサイクルショップでキャンプ道具を探すにあたって面白いのが、既に廃盤になっているキャンプ道具を手に入れることができる点です。

アウトドアショップで見ることができない場合、実物を見ることができるのはリサイクルショップくらいのものです。

しかも昔のキャンプ道具でマニアックなもの等は、キーワードが分からないためインターネットで探すのも難しく、まさに一期一会の部分があります。

 

たとえば、これは先日私が見つけた、象印のツーバーナー、「TUFF GEAR」。

象印のTUFF GEAR

この特徴的な青いデザインが良いですね。

 

このツーバーナーをキャンプ場で見た記憶はありません。

こういったギアを使っているキャンパーはレアなので、差別化にもなりますし、会話のネタや愛着のあるギアにもなってきます。

特にオールドランタンやシーズンランタンは珍しいものも多い

どこのリサイクルショップに行っても大抵置いてあるのが、コールマン(coleman)のランタンです。

 

ガスランタンやガソリンランタン等、その種類は様々ですが、今では手に入らないシーズンランタンやオールドランタンなども売っています。

コールマンのオールドランタンやシーズンランタン

コールマンのランタンは多くのリサイクルショップで取り扱っていますが、シーズンランタンやグローブのデザインは一期一会です。

 

ランタン自体はメンテナンスが必要になる場合もあるので、初心者がいきなりリサイクルショップで買うことはあまりおすすめはしませんが、2台目3台目のランタンとして探すのはアリだと思います。

リサイクルショップでも割高で損をする場合もある

リサイクルショップでキャンプ道具を買うにあたって注意しなければいけないのが、意図せずプレミアがついていたり、リサイクルショップ側で誤った相場で売りに出されていたりする場合がある点です。

リサイクルショップにキャンプ道具に詳しい人がいない場合、誤った情報で、そのまま売りに出してしまうケースがあるからです。

 

たとえばこのスノーピーク(snow peak)のステンレスマグ。

スノーピークのステンレスマグ

リサイクルショップでは3,900円で売りに出されています。

 

キャンプ道具に詳しい方ならすぐ分かるかと思いますが、ステンレスマグは相場がかなり安いので、3,900円は明らかに高いです。

1,000円を超えるステンレスマグは取っ手部分にラバー加工がしてある場合等、ステンレス以外の加工によりそれなりに高額になっているものだと思います。

 

実際、現在売っている新品のスノーピークのステンレスマグは、こちらのもので、定価702円で売っています。

スノーピークのE010-R

どう見ても一緒ですよね?

 

しかしこちらは「E010-R」というもので、リサイクルショップで売っていたのは「E010」というものです。

 

702円で売っているE010-Rの方が後継機のような扱いになり、リサイクルショップで3,900円で売っていたものは一世代前のものです。

 

このようなことが起こる場合は、次の2つのケースが考えられます。

①:なんらかのプレミア価値がついている

一つは、なんらかのプレミア価値がついていることです。

 

たとえばE010はサンプル品として100個しか作られなかったレアもので、箱ごと売っているのは珍しい、等の理由があった場合です。

この場合、プレミア価格が上乗せされているので、3,900円が適正価格になります。

 

しかし買い手としては、そんなものは求めていない場合が多いです。

このプレミア価値を理解し、欲していたのであれば問題ありませんが、ただのステンレスマグが欲しいのにプレミア価値がついたものを買ってしまい、それに気づかないまま使い続けてしまう可能性も有るのです。

(例えなので、E010については正確なところは分かりません。)

②:査定した人が別の商品と間違えた

もう一つは、単純に査定ミスです。

 

たとえばこのステンレスマグ、査定者がスノーピークの定番商品の一つでもある「チタンマグ」と間違えた可能性もあります。

スノーピークのチタンダブルマグの未使用品であれば、サイズにもよりますがこの値段でも不自然ではありません。

 

査定者がキャンプ道具に詳しくない場合、「スノーピーク マグカップ」等と検索して相場を調べてしまった可能性も考えられます。

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リサイクルショップでキャンプ道具を買うときは一度インターネットで調べよう!

上述したスノーピークのステンレスマグはどのような理由で3,900円という価格が設定されているかは不明ですが、「ただ純粋にステンレスマグが欲しい」と思って買った人にとっては、割高商品と言わざるを得ません。

 

ただステンレスマグが欲しかった人にとっては、E010でもE010-Rでも、どちらでも良いのです。

プレミアはその価値を理解する人が持って初めて意味があるのです。

コレクションの世界はどれもそうですよね。

 

リサイクルショップではそのような形でプレミア価格がついている等の理由で、新品を買った方が安いこともあります

そのため、リサイクルショップでキャンプ道具を購入する前には、必ずインターネットで検索するようにしましょう。

 

検索方法としては、まずは型番を指定してその商品の適正価格を調べます。

その後、同機能を持つ類似商品や廉価版の有無を確認し、本当にリサイクルショップで購入するのがお得なのかをよく調べるようにしましょう。

 

これをするだけで、ハズレを掴む可能性が圧倒的に下がります。

リサイクルショップは上手く使えばお得に買い物ができるので、上述の点に注意しながら、ぜひ有効活用してください。

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