茨城県にある無料キャンプ場、「道の駅かつら ふれあい広場」に行ってきました。
アクセス良好で非常に行きやすく、コンビニが徒歩圏内という、非常に好立地なキャンプ場です。
もちろん無料キャンプ場なのでレンタル品等は一切ありませんが、オートキャンプができるので、無料キャンプ場としては比較的初心者向けと言えるでしょう。
コンビニまで歩いて行けるので、テントさえあれば何とかなります。
電波もどのキャリアも問題なく入るので、快適に過ごせるキャンプ場です。
道の駅かつら ふれあい広場の営業情報
道の駅かつらは、厳密に言えば「キャンプ場」ではありません。
道の駅に隣接する形で、ふれあい広場というキャンプをすることができる広場が広がっています。
通常の無料キャンプ場同様、特段チェックインというものは必要なく、自由に使うことができます。
車の乗り入れも可能で、24時間出入りができます。
(当然ですが、夜間に車の出入りは他のキャンパーの迷惑になりますので、極力控えるようにしましょう。)
住所 | 茨城県東茨城郡城里町御前山(大字)37 |
行き方 | 道の駅かつら で検索 |
サイト | 砂利サイト |
車の乗り入れ | 可 |
トイレ | 綺麗ではないが、普通のキャンプ場レベル |
炊事場 | なし |
電波 | docomo、au、Softbank共に有り。 |
その他 | 徒歩圏内にコンビニ有り。 温泉まで車で10分程度。 |
キャンプ場へは「道の駅かつら」でナビをセットすると良いでしょう。
道の駅かつらの中に入れば、キャンプ場までは簡単に分かります。
炊事場という程ではないですが、小さな水道がついており、水を汲むことができます。
道の駅のおじさん曰く、洗い物をしても良いそうですが、水道は一個しかないのでここで洗い物をするのはあまりおすすめできません。
(私が利用した時は既に排水が詰まっていました。)
また、トイレは道の駅のものを利用することになりますが、屋外にあるのでそこまで綺麗ではありません。
とは言え、キャンプ場としてはよくあるレベルなので、よくキャンプに行かれる方は何も感じないと思います。
苦手な方は、買い物のついでにコンビニのトイレを借りると良いでしょう。
※営業情報は予告なく変更となる場合があります。
川沿いは地面が硬いので注意
道の駅かつらは、那珂川という美しい一級河川の横に位置しています。
そのため、川沿いにテントを張り、河川で漁をする人、船に乗る人等を眺めながらキャンプすることができます。
道の駅ではバーベキュープランも用意しており、手ぶらで来ても河原でのバーベキューを満喫することができます。
キャンプの場合も折角なら川が見える位置が良いと思いますが、川沿いにテントを張る場合は注意が必要です。
そもそもですが、道の駅かつらのキャンプ場は真ん中に車の通行エリアがあり、それを挟んでテントを張ることになります。
一方はより川に近く、目の前に那珂川が流れています。
もう一方は木陰の下ですが、川からは少し遠いです。
当然人気なのは川岸ですが、川岸の地面は岩混じりになっており、非常に硬くペグが刺さらない場所があります。
川岸は全て地面が硬いわけではないですが、ふれあい広場への入口付近は少なくとも物凄い硬さでした。
私が行った際は、ある程度広々テントが張れる場所はそこしかなかったので、無理矢理そこに張りました。
地面に硬い岩がない場所はないので、なるべく岩の少ないところで、岩を砕きながらペグダウンするしかありません。
私は鍛造ペグのソリッドステークとエリッゼステークで、それぞれテントとタープを設営しましたが、曲がるかもしれないとドキドキしながら設営しました。
実際ペグは曲がりませんでしたが、筋肉痛になるんじゃないかと思うくらい疲れました。
女性一人で設営するのは困難なので、無理と感じたら川沿いじゃなくても、場所を移すことをおすすめします。
無料でオートキャンプができる珍しいキャンプ場
道の駅かつらのキャンプ場は、無料でありながら車の乗り入れができる、珍しいキャンプ場です。
無料キャンプ場は公営の公園のような場所が多く、別に定められた駐車場に車を停め、荷物を持って歩かなければいけない場合が多いです。
キャリーワゴンがあれば楽ですが、それ以外はそれなりに運ばなければならないので大変です。
しかし道の駅かつらのキャンプ場はテントの隣に車を停めることができるので、荷物の運搬が楽です。
また収納していたケースや袋等も車に戻すことができるので、サイト内の整理整頓も楽にできます。
他にも積み込みながら撤収ができたり、愛車を見ながらキャンプができたりと、オートキャンプの方が何かと便利なのは言うまでもありません。
無料なので贅沢は言えませんが、できればオートキャンプができた方が有難いです。
スポンサーリンク道の駅隣接なのでちょっとした買い物ができる
道の駅かつらのふれあい広場なので、当然ながらキャンプ場からすぐ道の駅に行くことができます。
道の駅は地場の食材がたくさん置いてあるので、観光気分も味わうことができます。
また、お肉や野菜等も置いているので、バーベキューの食材が足りなくなった場合に買い足すことができます。
ただし、道の駅かつらにはアルコール類は置いていないので注意が必要です。(訪問時点)
道の駅は高速道路のサービスエリアと違ってアルコールを販売している場合も多いのですが、この道の駅にはありませんでした。
とは言え、後述しますが、近くにコンビニがあるので簡単に買い足すことができます。
道の駅かつらは薪が安い
道の駅かつらはキャンパーをビジネスチャンスと捉えているのか、良質な薪を販売しています。
薪はキャンプ場でもよく見る、鉈で太めに割った薪と、既に焚き火に使いやすい大きさに切った薪とがあります。
個人的には、一般的な焚き火台であれば既に切ってある薪の方が使いやすいです。
しかもお値段なんと、たったの350円。
常磐道方面から道の駅かつらに行く場合、途中にコメリがありますが、薪は道の駅で買うことをおすすめします。
コメリで薪を買うと700円近くしますが、道の駅ならたったの350円で十分焚き火を楽しむことができます。
コンビニ(セブンイレブン)まで徒歩で行ける
更に道の駅かつらのキャンプ場の便利なところは、コンビニまで徒歩で行けることです。
コンビニさえあれば基本的には食べ物に困ることはありません。
うまく活用すれば、お洒落なキャンプ飯だってコンビニで作ることができます。
また、CB缶や紙皿、割り箸等、ちょっとした忘れ物にも対応できます。
買い物にも困らず、アクセスも良く、オートキャンプもでき、トイレもそこそこ綺麗。
ここまで便利な無料キャンプ場も非常に珍しいです。
スポンサーリンクどうしても野外宴会場になりがち
しかしこれだけ便利な無料キャンプ場だと、人気も高いです。
無料キャンプ場は管理されていない場合が多く、消灯時間もないため、どうしてもマナーが悪くなりがちです。
しかし山奥でアクセスが悪かったり、電波がなかったり、また気温が寒くなりすぎるような場所はそれなりの装備がないと来れないので、ある程度マナーは守られています。
ところが道の駅かつらの場合は全てが揃いすぎていて、初心者でも簡単に無料キャンプ場を楽しむことができます。
と言うより、当人たちはキャンプと思っているかどうかも微妙で、無料で遅くまで宴会できる場所、という認識しかないかもしれません。
私が行った時もテントとタープ一張で、数人がテントの中、残りは一晩中エンジンつけっぱなしで車中泊、という人たちもいました。
これだけのクオリティで無料キャンプができるのは素晴らしいですが、どうしても飲み会場になってしまうのは仕方ないかもしれません。
感想、まとめ。初心者でも使いやすい無料キャンプ場
最後に酷評を書いてしまいましたが、周囲の人のマナーは時の運です。
無料キャンプ場じゃなくてもマナーが悪い人の隣になってしまうこともあります。
ただ、所謂「同様に確からしい確率」ではなく、偏りがあります。
少なくとも携帯の電波がなくなる山奥の無料キャンプ場の場合、静かなことが多いです。
とは言え、非常に便利で高クオリティな無料キャンプ場であることは間違いありません。
雪が降るような季節になれば人も少なくなると思うので、興味がある方は是非「道の駅かつら ふれあい広場」を利用してみてはいかがでしょうか。