千葉県にある、九十九里シーサイドオートキャンプ場に行ってきました。
「九十九里浜」という浜は関東近辺では有名ですが、その九十九里浜のすぐ隣に位置しています。
アスレチックやアクティビティなど、参加型のサービスは受けられませんが、その代わりコスパ良くオーソドックスなキャンプが楽しめます。
手厚いサービスは求めず、とにかくキャンプを楽しみたい方におすすめのキャンプ場です。
九十九里シーサイドオートキャンプ場の営業情報
まずはキャンプ場の営業情報からご紹介していきます。
第一キャンプ場と第二キャンプ場が分かれており、サイトも大きいため、予約が取りやすいのも魅力と言えます。
キャンプ場予約サイトの「なっぷ」から予約した場合、第二キャンプ場となる場合がほとんどのようです。
▲第二キャンプ場から行ける海。少し波は荒いがとても美しい。
第二キャンプ場はGoogle Maps等のアプリで「九十九里シーサイドオートキャンプ場 第二キャンプ場」と入れればでてきますが、「九十九里シーサイドオートキャンプ場」だけでは第一キャンプ場に案内されますので注意が必要です。
住所 | 千葉県匝瑳市野手17146-935九十九里浜シーサイドオートキャンプ場 |
チェックイン | 13:00〜17:00 |
チェックアウト | 〜11:00 |
利用料 | 1,650円〜
※第一キャンプ場は施設利用料が必要 |
風呂・シャワー | 第一キャンプ場のみ有り。第二キャンプ場は無し。 |
その他 | ゴミ排出可。※ただしコロナ禍は不可。 |
ファミリーも多かったですが、子供が遊べるようなものがないため、ソロキャンパーもチラホラ見受けられました。
春の比較的暖かい時期に利用しましたが、驚くほど皆マナーが良く、大騒ぎをするような人たちはいませんでした。
たまたまかもしれませんが、そういった経験はまたリピートしたくなりますよね。
第一キャンプ場はお風呂等の施設が充実
私は今回、第二キャンプ場を利用したため、第一キャンプ場に泊まったわけではありません。
そのため、第一キャンプ場についてはあまり分かりません。
第一キャンプ場にはお風呂等の施設があり、第二キャンプ場よりも高機能なキャンプ場となっているようです。
第二キャンプ場と間違えて第一キャンプ場に行ってしまいましたが、立派な管理塔があり、サイトにはハンモックが吊り下がっており、第二キャンプ場よりも設備に力が入っているように見えました。
▲第一キャンプ場の管理棟。ログハウスのような佇まいで、アウトドアな雰囲気が感じられる。
半面、見たところ林間サイトのようで、サイト全体の広大さは第二キャンプ場の方が上かもしれません。
▲管理棟から見た、第一キャンプ場の様子。常設されていると思われるハンモックが見える。
実際に使ってみないと分からない部分もありますので、また利用したいと思えるキャンプ場でしたので、次は第一キャンプ場を利用してみたいと思います。
第二キャンプ場は広々としたサイトが魅力
第一キャンプ場まで車で10分程度の場所に、第二キャンプ場はあります。
第二キャンプ場は広大なキャンプサイトが魅力です。
▲第二キャンプ場の様子。奥がよく見えないほど広い。
キャンプが始まってからでも移動できない距離ではないですが、第二キャンプ場の利用者は第一キャンプ場の設備は利用することができません。
インターネットの口コミは第一キャンプ場と第二キャンプ場を明記していない場合もあるため、「お風呂に入れて気持ちよかった」といった感想は第一キャンプ場のものと思われますのでご注意ください。
なお、私は第二キャンプ場を利用しましたので、今回は第二キャンプ場の感想を書いていきます。
以下に記す感想は、第一キャンプ場のものとは異なる可能性がありますのでご注意ください。
徒歩数分で海が見られる
九十九里シーサイドオートキャンプ場の第二キャンプ場は、数分歩けば海へ出ることができます。
キャンプ場から海の方を眺めると、「海まで遠いな~」という感想を抱きますが、いざ歩いてみると意外と近いです。
人によりますが、普通に歩いて5分程度で到着する距離だと思います。
▲九十九里浜の様子。海岸が延々と続いている。
冬は寒いですが、夏であれば海風が本当に気持ち良いです。
ちょっとした軽食やお酒を持って、海を眺めながらゆっくりするのも良いと思います。
九十九里の海岸はものすごく広いため、他人を気にせず自分の時間を楽しむことができます。
サーファーもいたが、遊泳禁止
なお、キャンプ場から行けるエリアは遊泳禁止となっています。
キャンプ場から海へ続く道の入り口に、でかでかと注意書きが書いてあります。
▲海への案内看板。「泳ぐと死ぬ」「遊泳禁止」と警告されている。
確かに、素人目で見ると「海に入って遊べそう」と「海に入るのは危険」との間で、注意書きがなければ泳いでしまう人もいたかもしれません。
実際、海に入ってサーフィンを楽しんでいる人が何人かいましたので、慣れた人であれば海に入れるのかもしれません。
しかし普通の遊泳エリアよりは明らかに波が高く、危険でしたので、キャンプ場利用者はキャンプ場のルールに従うようにしましょう。
釣りはやろうと思えばできる?
キャンプに来た人の中では、1~2名、釣りを楽しんでいる人もいました。
そのため、釣りもやろうと思えばできるようです。
「やろうと思えば」という表現をしたのは、波が荒く、防波堤のようなものが手前にあるため、かなり長い釣り竿でなければうまく釣れないと思います。
また、キャンプついでに釣りをしている人を除いて、他の釣り人は一切いませんでしたので、わざわざ釣りに来るような場所ではないのかもしれません。
釣りをしている人も一匹も釣れておらず、遠目にも難易度の高さが伺えました。
とはいえ、座って眺めているだけで気持ち良い海でしたので、ゆっくり釣り竿を垂らしておけば、釣れなくても楽しめそうだとは思いました。
もしかすると、釣り好きのキャンパーは逆に燃えて楽しいかもしれませんね。笑
スポンサーリンク早いもの順だがフリーサイトではない
第二キャンプ場でチェックインをすると「フリーサイトですので、場所は自由に決めてください」と案内がありました。
地図上でテントを張っても良いエリアが示されていたので、その中ならどこに張っても良い、という理解でした。
しかしいざキャンプエリアに入ってみると、明らかに区画があり、番号が振られて整備されていました。
▲一見フリーサイトのようだが、ロープで区画が整備されている。
キャンパーの中では「フリーサイト=線を気にせずどこでも好きに張って良い」という認識ですが、ここでいうフリーサイトは、数ある区画の中から現地で好きなところを選んでね、ということでした。
私が車を停めた後に来たキャンパーの方も、私に「車の右と左、どっちにテント張りますか?」と質問してきたので、「右側に張ります。一応区画になっているようなので、この25番のところに・・・」と答えると、はっとした様子でした。
案内としては少し紛らわしいので、初めて利用する方は注意が必要だと思います。
サイトが砂浜のため、汚れやすいので注意
第二キャンプ場は芝サイトと砂浜サイトが入り混じっています。
海岸に近ければ近いほど砂浜の割合が多く、遠ければ遠いほど芝の割合が多いようでした。
もしかしたら砂浜サイトの部分にも芝生を植えたいのかもしれませんが、私が訪問した時にはまだ砂浜エリアが結構残っていました。
また、風が吹くと細かい砂が舞い上がりやすいので、そのあたりは少し覚悟しておいた方が良さそうです。
風が強い日にテントを開けっ放しにすると、あっという間にテントの中も砂まみれになるので、注意が必要です。
スポンサーリンク設備は充実しているが売店はないも同然
第二キャンプ場にもしっかりと炊事場が用意されており、それほど混雑もなく快適に使用することができました。
▲第二キャンプ場の炊事場。綺麗に清掃されていて快適だった。
トイレも、温水洗浄便座つきの綺麗なトイレで、キャンプ慣れしていない人も快適に使用できると思います。
▲第二キャンプ場のトイレ。現在はコロナ対策で換気されているが、中は綺麗だった。
しかし、そういった設備は充実していましたが、第二キャンプ場の売店はほとんどないに等しいです。
薪を購入することはできますが、第二キャンプ場ではキャンプ道具のレンタルもやっていないようでした。
▲第二キャンプ場の管理棟。プレハブ小屋のため、販売品等も少ない。
また、一番「あったら良いな」と思ったのが、自動販売機です。
第二キャンプ場の水道水は飲めないため、予め飲み水を買っておかないと、苦しいことになります。
コンビニまで車で10分程度で行くことができますが、歩いて行ける距離ではないので、お酒を飲む前に買い物は済ませておくようにしましょう。
自動販売機が一つでもあれば、とてもいい商売になりそうなので、もしかしたらこれから設置されるかもしれませんね。
感想、まとめ。広くてコスパが良く、オーソドックスなキャンプが楽しめる!
九十九里シーサイドオートキャンプ場の第二キャンプ場は、売店等が充実していないため、ややキャンプに慣れた人向けのキャンプ場と言えます。
また、近くに海があるためファミリーでも十分楽しめますが、体験型のアクティビティ等はないため、好みが分かれると思います。
しかしキャンプ好きで、そこそこキャンプに慣れた人であれば、心地良い不便さです。
サイトの広さもそれなりに確保されているため、コスパ良くキャンプを楽しむことができます。
キャンプに慣れた人ばかりだったためか、全体的にマナーが良く、静かなキャンプを楽しめたのも好印象でした。
今回は第二キャンプ場の利用でしたが、次回は第一キャンプ場に泊まり、海とお風呂を満喫してみたいと思います。