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キャンプやバーベキューで、炭を土に埋めるのはダメなのか?

キャンプ場やバーベキュー場に行くと、大抵の場合炭の捨て場所が用意されています。

一カ所に集めているのですが、しかし考えてみると、なぜ、わざわざ一カ所に集めなければならないのでしょうか。

地面に埋めて処理すれば、手間にならずに済むのではないでしょうか。

ダッチオーブンの上で赤く燃える炭火の様子

また、そもそも炭の捨て場がないキャンプ場の場合、埋めて帰ってはいけないのでしょうか?

結論を言ってしまうと、炭を地面に埋めて帰るのは基本的にはダメです。

キャンプ場のルールとして炭捨て場が定められているから、と言ったらそれまでなのですが、調べてみると、炭を埋めてはいけないのには理由がありました。

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炭はそれ自体が害悪ではない

炭と言うと水の浄化に使われたり、脱臭剤として使われたりと、良いイメージがある方も多いのではないでしょうか。

炭に触れた水を飲んでも問題ないように、人間に害があるようなものではありません。

必ずしもそうなるわけではありませんが、人間も一つの生き物なので、人間に害がないものは自然にとっても害が少ないものが多いです。

炭についてもそのとおりで、炭自体が環境汚染の原因になるわけでもなく、そのような物質を含んでいるわけではありません

余計な一言を加えるのなら、環境を破壊するのは、往々にして人間が作り出した化学的なものなのです。

炭は肥料として使われたり、土壌改良として使われたりする

炭にはむしろ、肥料としての効果や土壌改善の効果が期待されます。

脱臭炭と言ったり、水を浄化したりする働きを考えると、世間一般的なイメージとしては、まさに炭にはこのような働きがある、というイメージではないでしょうか。

炭の肥料

画像出典 : 楽天市場

炭にはカリウムが含まれているため、肥料としての効果も期待できるようですね。

炭にはカリウムが多く含まれています。

植物に必要な栄養素の中で窒素、リン酸、カリウムが3大栄養素になるようで炭と一緒に他の栄養を与えるといいみたいです。

(中略)

焼却灰はアルカリ性で、酸性土壌を好む植物には不向きなようです。

そのため酸性に強いスイカやジャガイモ、サツマイモ、とうもろこし、かぼちゃなどの野菜を育てる場合には向いていないのかもしれません。

玉ねぎやほうれん草などは酸性に弱いので、焼却灰に向いていると考えられます。

出典:僻地で陸マイラーの忘備録

このように、肥料や土壌改良剤としての前向きな役割を聞くと、おそらく「炭は土壌に良さそうなのに、何故地面に埋めてはいけないのか」という疑問が浮かんでくる思います。

それは後述するとして、ここまでのまとめとすると、炭には地面にとって良い効果もある、ということです。

そのため、他の化学薬品等と異なり、必ずしも埋めてはいけないわけではありません。

キャンプ場やバーベキュー場で、炭を地面に埋めていけない理由

では、なぜキャンプ場やバーベキュー場は、炭捨て場を設けているのでしょうか?

その理由は大きく3つあるとされています。

1.炭は分解されない(という説)

1つ目は、炭は分解されない、という理由です。

炭が分解されない理由は、炭が元素の一つである炭素(C)から構成されているため、それ以上分解されない、とのこと。

炭素は元素の1つです。

元素ということは、それを分解しても、別のものに変化しないということですね。

砂もほとんどがケイ素でできていて、ずっと変化しません。

それと同じで、炭素はそれ以上変化しない物質なのです。

出典 : マイナビニュース

なるほど、分かったような分からないような

水兵リーベ、僕の船。

七曲りシップス、クラークか。

この歌だけは覚えていますが、歌だけ頭に残って元素記号は忘れてしまいました。

本末転倒ですね。

僕の船の「く」が炭素のCでした。

しかし、タイトルに(という説)というのを付けたのはこれに反論する諸説があるからです。

これらの話を元に一般的に言われるような

「BBQ後の炭は還らないから環境的にNG」という事そのものは間違っているのではないか。

を考えてみると、BBQ後の炭は完全に消費したのであれば、それは灰分なだけであって、ミネラル肥料のような働きになる。

完全に消費しなかったとしても無定形炭素が残っているだけなので、土に埋めたとしても、石炭のような成分が土にあるだけとなる。

出典 : 植物のミカタ

私はこの分野には詳しくないので、ここで結論を出すことはできませんが、炭は分解されない、という説があることは少なからず、オーナーが炭捨て場を設ける理由の一つになっているでしょう。

2.集中的に集まると自然に悪影響を及ぼす

もう一つは、排出される炭の量が尋常ではないということ。

上述のように、炭には肥料となるカリウムが含まれており、アルカリ性のため土壌改善に期待があります。

しかしこれは裏を返すと何らかの影響がある、ということです。

「無」ではないんですね。

蓋の上に炭を置いたスキレット

たとえ地面に良いものであっても、同じ場所に大量に捨てられれば、その効果は強すぎます。

植物の栄養剤だって、過剰に与えすぎると植物は枯れてしまいます。

人間でも自然でも、たとえ良い成分であっても過剰な摂取は悪影響を及ぼします。

適量であれば土壌改善になるものも、皆が毎日のように捨ててしまっては害悪になってしまう、ということですね。

3.火災の危険がある

炭を地面に埋めてはいけない3つ目の理由としては、火災の危険があることです。

キャンプ場のオーナーからすると、これも非常に大きな要因ではないでしょうか。

火の海になっている様子

しっかり火を消したつもりでも、炭にはまだ火種が残っていたりします。

いくら注意喚起をしても、全員が全員、完全に火を消して捨てられるわけではありません

どこでも埋めていい、ということになると、近くにあった枯葉に燃え移り、火災の原因になることもあります。

そのため、火災の危険性のない環境を作り、一カ所に炭を集めているのです。

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自分の家の庭に適切な量なら問題はない

炭の難しいところは、地面に埋める行為そのものがダメ、というわけではないとい点です。

それが公共の土地であり、それが他人の土地であるから、影響を及ぼす可能性のあるものはダメ、ということです。

つまり、自分の庭に埋める分には特に問題はないのです。

現に、肥料や地質改善の一環として自宅の庭に炭を埋めている人もいるのではないでしょうか。

自宅の庭ならポジティブな効果があるものを、自然ではやってはいけない、という点が炭の問題の難しいところです。

キャンプ場のルールに従おう

結局のところ、そのキャンプ場、バーベキュー場のルールに従おう、というのが結論です。

炭を土に埋めると言う行為自体に悪影響があるわけではなく、量や火災のリスクなど、そういった問題から禁止されているのです。

炭をどうすればいいかはルール化されていますし、書いていなければ管理人に聞けば教えてくれます。

管理人のいないような場所はどうするか、というと、まずは問い合わせてみて、そして持ち帰ってゴミに捨てるようにしましょう。

炭置場がないキャンプ場はレアではありますが、無料のキャンプ場だと用意されていない場合があります。

そのような場合は原則持ち帰り、ということを覚えておきましょう。

なお、持ち帰る場合は火がしっかり消えていることを確認しましょう

車の中で燃え上がったり、一酸化炭素中毒になったりしたら大惨事になりかねません。

持ち帰る際の事故は自己責任にはなりますが、万が一の時の危険の大きさを考えると、キャンプ場やバーベキュー場の経営者は炭の処理を義務付けられる(事業の運営要件に含まれる)、なんてことも将来的には有り得るかもしれませんね。

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炭を持ち帰りった場合は燃えるゴミへ

最後に、持ち帰った炭をどうするのか?という点です。

キャンプ場でしっかりと火を消し、家に持ち帰った炭は、燃えるゴミと一緒に排出して処分しましょう。

これは自治体にもよるので、必ず燃えるゴミで良いかは分かりませんので、ゴミの分別表をよく確認するようにしましょう。

記載のない場合は問い合わせれば教えてくれます。

ゴミの分別

燃えるゴミで問題ない自治体でしたら、ビニール袋等にいれて口を縛り、そのまま他の燃えるゴミと一緒に処分することができます。

炭って持ち帰ると大変なイメージがありますが、キャンプ場の段階で他のゴミと一緒にしてしまえば、後は捨てるだけです。

(炭を捨てられないキャンプ場・バーベキュー場は、ほとんどの場合でゴミも持ち帰りになります。)

感想、まとめ。炭の排出はルールを守ろう!

炭は本当に分解されないのか?という問題については、私は専門的な知識がないので自分の意見を述べることができません。

しかし諸説あることは間違いないので、分解されずに残り続ける可能性も、数年で土に還る可能性もあります。

少なくとも、火災の危険性等はありますので、キャンプ場やバーベキュー場のルールに従うようにしましょう。

もし炭が捨てられない場合も、燃えるゴミで良い場合がほとんどなので捨てるのも簡単です。

炭の処理というと、油の処理のようで面倒に聞こえますが、実際はそれほど難しくありません

ただし、持ち帰る場合も捨てる場合も、火の始末には細心の注意をはかるようにしましょう。

山火事になっても、車が燃え上がっても、大事故には変わりありませんので。

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