このブログを読んでくださっている皆さんもそうだと思いますが、言うまでもなく私はキャンプ好きです。
妻ともキャンプに行くアウトドア夫婦なわけですが、そんな我が家がついにマイホームを建てました。
色々拘りが詰まった家なのですが、このブログでご紹介したいのは一つ、インナーバルコニーです。
屋上と悩んだのですが、結果的には正解だったと思います。
まだ建てたばかりで満喫してはいませんが、少しだけ様子を紹介していこうと思います。
「アウトドアな家」を目指して
家から出ることを「アウトドア」と言うのに、それを家づくりに取り入れると言うのは、どこか矛盾しているように感じます。
家はインドアなのだから、インドアを最大限楽しめる環境を作る。
アウトドアを楽しむ時は家から出て、大自然の中で行う。
合理的で正しい気がしますが、感性がそうは許してくれません。
外から家に帰ってきたのに、バルコニーから外の空気を吸うと、なんと美味しいことかと思ってしまうのです。
さっきまで早く家に帰りたいと思っていたのに、家に着いたら外に出てしまう。
そんな矛盾を楽しむのが、マッチポンプが得意技のキャンパーというものではないでしょうか。
最初に悩んだのが「屋上」
アウトドアが楽しめる家として真っ先に思い浮かんだのが、屋上でした。
というのも、友人宅の屋上でバーベキューをしたことがあり、その際に「屋上も良いな」と思いました。
しかし諸々検討した結果、使用頻度に対してメンテナンスの手間が多いということが判明し、別の方法を検討することにしました。
仮にリビングが一階だとすると、階段を二つ上がって屋上に出る、というのは少し手間です。
朝の出社前や仕事から帰った後等に、わざわざ出に行くことはなく、結局はたまの土日に使うだけ、ということになってしまいます。
もちろんそれだけ使えば十分と言えば十分なのですが、我が家は話し合いの結果、屋上は断念することにしました。
屋上の解放感は圧倒的
しかしながら、屋上の解放感は圧倒的です。
何も邪魔することのない空を見られるのは屋上だけです。
バルコニー等で空を見上げても、少なからず視界を邪魔するものがあります。
更に屋上であれば、マンション等がなければ他の家よりも高いことが多く、遠くまで気持ち良い景色が広がります。
この解放感は屋上ならではです。
そのため、使用頻度や利便性が下がっても、使っている瞬間のパフォーマンスを最大限にしたいのであれば、屋上の方が適しているかもしれません。
屋上の方が広くしやすいので、広さを求める方も屋上の方が良いかもしれませんね。
スポンサーリンク最終的にインナーバルコニーを設置
そんな我が家ですが、最終的には「インナーバルコニー」という選択を取りました。
インナーバルコニーというのは、部屋とバルコニーの中間のようなものです。
屋根がついているので雨が防げ、部屋のようですが、横は窓がなくアウトドアが楽しめる、そんな空間です。
我が家は二階リビングにしたので、リビングの横にプチアウトドアスペースがくっ付いているような感じですね。
インナーバルコニーを設置するとその分LDKが小さくなるので、その点が飲めるかがポイントです。
屋上であれば、LDKの広さは気にする必要ありませんからね。
インナーバルコニーのメリット
ここまで書くと屋上の方がメリットが多そうですが、インナーバルコニーにもちゃんとメリットはあります。
屋上とインナーバルコニー、どちらが良いかは「楽しみに完全に特化させる」か、「生活の一部に溶け込ませるか」によるとと思います。
屋上は完全に、休みの日等で遊ぶ用です。
インナーバルコニーは生活の一部にアウトドアが入り、ちょこちょこと外の空気が楽しめるものです。
気軽に外に出られる
インナーバルコニーの一つ目のメリットは、気軽に外に出られることです。
特に我が家のように二階リビングであれば、一歩出れば外です。
▲撮影はテレビ設置前。不格好ですみません。笑
朝起きて目覚まし代わりに出るもよし、お風呂上がりに夜風に当たるもよし。
冷蔵庫からお酒とおつまみを持って、数分だけ楽しむも良し。
インナーバルコニーは生活の流れの中で屋外を楽しむことができるものだと思います。
屋根や壁があるのでメンテナンスが楽
インナーバルコニーの大きなメリットは、メンテナンス性です。
いや、インナーバルコニーのメリットと言うよりも、屋上の最大のデメリットはメンテナンス性、と言った方が良いかもしれません。
屋上は雨漏りリスクがあるため、メンテナンスは必須です。
また、風で物が飛んでいかないように、チェアやテーブルは使用の度仕舞わなければいけません。
しかしインナーバルコニーの場合、屋根があるため水の吹き込みは最小限で、雨漏りリスクも少ないです。
また、壁もある程度の高さ、面に設置されているため、風の強さも限られています。
台風でも来ない限り、基本的にはチェアやテーブルは出しっぱなしでOKです。
(勿論家の構造にもよりますが。)
インテリア空間になる
インナーバルコニーは生活空間に隣接するため、目に留まる瞬間も多いです。
家の中で過ごしている時もふと目をやると、インナーバルコニーにアウトドア空間が広がっています。
並んだキャンプ道具を見ると、なんとなく気分が上がります。
きっとインテリアってそういうものではないでしょうか。
そういう意味では、リビングに隣接しているアウトドア空間も、家を彩るインテリアの一つとしての効果があるのだと思います。
屋上の場合は一つ階段を上がらなければいけないため、そう言った効果はありません。
スポンサーリンク景色を楽しむなら屋上が良い
インナーバルコニーは手軽に屋外の気持ち良さが味わえる空間です。
しかし高さがなく壁が多い分、景色は限られてしまいます。
周囲の家の状況にもよりますが、お隣さんの二階と同じくらいの高さにしかならないため、景色が気持ち良い高さとは言えません。
屋外の空気感だけでなく、広がる空や住宅街を見下ろす景色を楽しみたいのであれば、やはり屋上の方が良いと思います。
友人宅や住宅展示場等で屋上に出る機会がありましたが、やはり総合的な「気持ち良さ」ではインナーバルコニーよりも屋上の方が上でしょう。
感想、まとめ。個人的にはインナーバルコニーで良かった
当初は屋上をつける予定だった我が家ですが、最終的にはインナーバルコニーにして良かったと思っています。
実際に外でバーベキューをしていると、屋上のような広さと解放感が恋しくなることもありますが、逆にちょっと息抜きに外に出た時はインナーバルコニーで良かったと感じます。
どちらもメリットとデメリットがありますが、私が普通に生活している限りでは、インナーバルコニーで良かったと感じる瞬間の方が多いです。
バーベキューやプール等、遊んでる瞬間に極振りした屋上か、生活の中でも利用シーンの多いインナーバルコニーか。
価値観は人それぞれなので、一概にどちらが良いということはありませんが、今のところ我が家はインナーバルコニーで良かったと感じています。
子供が小さく、またコロナウイルスの関係で外出自粛となっているため、こういったアウトドアが楽しめる空間があるのは助かります。