群馬県にある、尾瀬いわくらキャンプ場に行ってきました。
岩鞍高原はスキー場等が多く、また観光地もあるため、非常に人気のスポットです。
東京方面への帰り道には温泉もたくさんあるので、キャンプの帰りに寄っていくと良いでしょう。
尾瀬いわくらキャンプ場は、冬はスキー場として運営しているキャンプ場で、スキー場を彷彿とさせる景色と土地の広さが特徴的です。
最近はスキー場の新しい営業スタイルとして、夏にキャンプ場経営をする会社が増えましたが、この流れが続くと嬉しいですね。
尾瀬いわくらキャンプ場の営業情報
まずは尾瀬いわくらキャンプ場の営業情報をご案内していきます。
スキー場をキャンプ場にしていますが、チェックインの方法等は一般的なキャンプ場とさほど変わりません。
トイレ等の施設はスキー場として使用しているものをそのまま利用しているため、ゲレンデの雰囲気を感じることができます。
▲夏季は休業中だが、レンタルスキーやロッジの建物が立ち並ぶ。
住所 | 群馬県利根郡片品村土出2609 |
利用料 | 大人:2,000円、子供(3歳〜小学生):1,500円
テント・タープ:一張り1,000円 |
チェックイン | 12:00〜 |
チェックアウト | 〜10:00 |
車の乗り入れ | 不可(フリーサイト) |
地面 | 芝サイト |
ゴミ | 分別して排出可 |
お風呂・シャワー | ホテルの温泉を利用可能(有料500円) |
その他 | 夏季シーズンのみ営業 |
炊事場は仮設のものが用意されており、給湯器つきでお湯も出るようになっていました。
ゴミ箱はゲレンデの時から設置されていそうですが、冬に行ったことがないので詳細は不明です。
▲燃えるゴミ、ビン、カン、ペットボトルを分別して捨てることができる。動物が来るので、蓋は必ず閉めるようにしよう。
まだまだ設備は強化中のようなので、これから更に快適になっていくことが予想されます。
※営業情報は変更されている場合がありますので、必ず公式サイトをご確認の上ご利用ください。
ホワイトワールド 尾瀬岩鞍を目指していこう
尾瀬いわくらキャンプ場にナビを設定する場合は、「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」と検索するようにしましょう。
「尾瀬いわくらキャンプ場」は夏季シーズンの営業のみで、冬季は「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」として営業しています。
どちらの名前でもヒットしてくれれば良いですが、今のところ、ホワイトワールド尾瀬岩鞍でしかヒットしないアプリも多いようです。
場所としてはどちらも同じなので、ホワイトワールド尾瀬岩鞍で検索するのが無難です。
経営者側で、施設名をどちらか一つしか登録できないのであれば、やはりメインはスキー場という判断なのでしょう。
トイレから離れても良ければ、広々使える!
尾瀬いわくらキャンプ場はとても広く、場所もフリーサイトなため自由に選ぶことができます。
しかしトイレはメインの管理塔横にしかないので、トイレの近くは比較的人気が高いです。
▲奥がトイレ付近のエリア。ファミリーに人気が高い。
そのため、多少トイレから遠くても良ければ、敢えて離れることで、より快適に広々と利用することができます。
私が利用したのはゴールデンウイークの最繁忙期でしたが、両隣とかなり距離を空けて利用することができました。
トイレから離れた場所の方が景色が綺麗な所も多いため、個人的にはトイレの距離を犠牲にしてでも、少し離れた場所に設営することをおすすめします。
▲トイレから少し離れるが、景色が良く広々と使える。
スポンサーリンク尾瀬いわくらキャンプ場の注意点
尾瀬いわくらキャンプ場を利用するにあたって、いくつか注意点があります。
どれも大したものではないので、キャンプ慣れした方であればそれほど注意は必要ありませんが、初心者の方は理解しておいた方が良いでしょう。
これから利用する予定の方、予約しようか迷っている方は、ご参考にしてください。
フリーサイト。車の乗り入れは不可。
尾瀬いわくらキャンプ場は、車の乗り入れができないフリーサイトとなっています。
最近は車の横づけできるオートサイトが大半なので、そういったイメージを持っている方は注意が必要です。
▲朝晴れた時の様子。ロープがあり、その横には車が停められる。
フリーサイトの場合、車は所定の位置に停めて、荷物を手で持って移動することになります。
そのため、キャリーワゴン等があると大変便利です。
なお、尾瀬いわくらキャンプ場はテントエリアの比較的近くに車を停めることができるため、キャリーワゴンがなくても何とかなるかもしれません。
ただし、フリーサイトのためそういった場所が空いているとは限りませんので、その点も注意が必要です。
仮に使わなかったとしても、キャリーワゴンは何かと便利なので、これを機に一つ持っていても損はないと思います。
ゲレンデなので少し斜めっている
尾瀬いわくらキャンプ場はゲレンデの一番下(リフトに乗るような場所)をそのままキャンプ場にしているので、全体的に若干傾斜があります。
普段スキーやスノボをしていると、全然進まないので平らなように感じますが、一応傾いていたのですね。
傾斜は大したことないので、夜寝にくかったり、物を落とすと転がって行ったり・・・とまではありませんが、テーブルの上に丸いものを置くと転がってしまいます。
フリーサイトなので平らな場所を探してみましたが、おそらくどこを探しても完全に平らな場所はなさそうでした。
とは言え、より斜めな場所、より平らな場所はあると思うので、傾斜を考えながらテントを張る場所を決めましょう。
これもフリーサイトの楽しみの一つですね。
売店は簡易的なもの
尾瀬いわくらキャンプ場には売店がありますが、売っているのは簡易的なものだけです。
薪、燃料(ガス缶)、ジュース、ビールくらいで、キャンプ道具や食材等の販売はありませんでした。
▲管理棟の様子。中に売店があり、隣にトイレ等がある。
冬はスキー場として運営するので、冬季に在庫を置いておく場所がないのかもしれません。
コンビニまでも片道20分程度かかってしまうため、忘れ物のないように注意しましょう。
なお、外には自動販売機があり、24時間ジュースを買うことができましたが、自動販売機ではお酒は売っていませんでした。
自動販売機も、スキー場として使用していた時の延長なのかもしれません。
▲自動販売機は3台あるが、そのうち2台は休止中だった。
料金もスキー場価格のままで、500mlペットボトルで200円するので、飲み物は予め買っておくようにしましょう。
標高1,000m!気温は低いので注意
尾瀬いわくらキャンプ場は標高約1,000mの高所にあるため、平均的に気温が低くなっています。
ゴールデンウイークでもストーブ必須で、平地の冬キャンプくらいの寒さがありました。
もちろん天候によって一概には言えませんが、季節を数ヶ月戻した感覚で防寒対策をしておきましょう。
また、山の天気は変わりやすく、天気予報が晴れでも突如雨に打たれる可能性もあります。
念のため雨具を車やカバン等に入れておくと安心です。
雨具はなければ傘でも良いですが、設営・撤収時に雨が降っている可能性を想定して、レインコートの方が無難です。
ホテルの温泉に入れる!(有料500円)
私がゴールデンウィークのキャンプを尾瀬いわくらキャンプ場に決めたのは、温泉に入れる、というのも一つの理由でした。
温泉は別料金となりますが、通常1回700円のところ、キャンプ場利用者であれば1回500円で入ることができます。
温泉はゲレンデに隣接する「尾瀬岩鞍リゾートホテル」の中にあるので、徒歩で行くことができます。
▲尾瀬岩鞍リゾートホテルは通常営業中のため、一般の宿泊客も利用している。
露天風呂はないですが、わずかに硫黄の香りがする気持ち良い温泉で、しばらくポカポカが続く気持ち良い温泉でした。
尾瀬岩鞍リゾートホテルの中には広々としたロビーがあり、お風呂上りにくつろぐこともできます。
外に出る前に自動販売機でアイスを食べながら一休み、というのも、尾瀬いわくらキャンプ場の楽しみ方の一つかもしれません。
▲尾瀬岩鞍リゾートホテルの館内は綺麗に整備されており、とても居心地が良かった。
ちなみにリゾートホテルにはお酒の自動販売機があるので、風呂上がりにビールを一杯!という事も可能です。
お酒好きには堪らないですね。
スポンサーリンク価格が安めなのも魅力!
尾瀬いわくらキャンプ場はあくまでスキー場としての経営をメインとしているため、キャンプ場の経営は+αのものです。
スキーだけでも経営を成り立たせることができるため、利用料が比較的安めに設定されています。
大人2人であれば5,000円程度、ソロキャンであれば3,000円程度で済みます。
(ただし、入場料による計算なので、大家族ファミリーは少し高くなります。)
収入がキャンプ場経営だけの場合、売り上げの減る冬場の分も夏に稼がなければいけません。
冬場にトップシーズンを迎えるスキーと夏場にトップシーズンを迎えるキャンプ事業を並行させることで、効率的な経営ができているのだと思います。
感想、まとめ。広大なゲレンデでキャンプ!
尾瀬いわくらキャンプ場は、ゲレンデをキャンプ地に活用した、とても広々としたキャンプ場です。
隣のキャンパーと距離が近いのは嫌、という方にはおすすめのキャンプ場です。
ただし、フリーサイトなので車の乗り入れ・横付けはできませんので、その点は注意が必要です。
私は今回二泊三日で利用してきましたが、温泉に入ることができるので、とても快適に過ごせました。
ゆっくりと流れる時間を、美しい山々の景色と共に快適に過ごせました。
広い土地を子供たちも存分に満喫していたようで、大満足のキャンプ場でした。
ゲレンデをキャンプ場に活用することで、全国的にキャンプ場が増え、飽和状態が少し緩和すれば良いですね。
今後も、尾瀬いわくらキャンプ場のような、ゲレンデキャンプ場が増えることを期待します。