千葉県我孫子市にある公園、「利根川ゆうゆう公園」には、デイキャンプ広場があります。
デイキャンプができる公園はよくありますが、「デイキャンプ」という名前がついた広場は珍しいと思います。
昨今のキャンプブームに乗じてデイキャンプの名をつけたわけではないので、昔からキャンパーに愛された公園だったのかもしれません。
▲デイキャンプ広場の様子。とにかく広い。
利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場は無料で予約不要、そして広々使えるという、とても有難い公園です。
利根川ゆうゆう公園 デイキャンプ広場の営業情報
利根川ゆうゆう公園は千葉県我孫子市にあるので、東京近郊(特に東側)にお住まいの方であればアクセス可能な範囲かと思います。
利根川は日本最大の流域面積を持つ川で、そのほとりにあるのがこの「利根川ゆうゆう公園」というわけです。
(小学生くらいの時に習いましたよね)
▲デイキャンプをした時の眺め。圧迫感は一切なく、快適なキャンプが楽しめる。
利根川ゆうゆう公園には様々なエリアがありますが、キャンプブログなので、今回はデイキャンプ広場にスポットを当ててご紹介していこうと思います。
利用時間 | 8:30〜17:00 |
利用料 | 無料 |
予約 | 不要 |
車の乗り入れ | 不可 |
直火 | 不可 |
ゴミ | 全て持ち帰り |
利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場は1日空いて暇な時に、ふらっと行くのに丁度良い場所です。
デイキャンプなので宿泊はできませんが、自然に癒され、自分の時間を満喫しに行くのには十分なクオリティです。
よくある河川敷のバーベキュー場と違って、キャンプ好きな人が多く、マナーが良い印象でした。
※現在運営体制の変更も検討されているようなので、最新の営業情報は公式サイトをご確認ください。
予約不要!完全無料なので気軽に行ける
デイキャンプも楽しいですが、1日だけだと予約してプランを立てて、というのが少し面倒です。
デイキャンプであれば天気が悪ければ無理して行きたくないですが、予約してしまうとキャンセル料が嫌です。
そもそも仕事の都合上、休みが取れるかどうかも分からないケースも多々あるので、そういった時に「予約」があると柔軟に動くことができなくなってしまいます。
その点、利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ場は予約がないので、気分が乗らなければ行かないという選択肢もある点は非常に嬉しいポイントです。
▲デイキャンプ広場と案内板。どこから見ても広大で、ここが埋まるよりも先に駐車場が埋まるだろう。
各都道府県に数個はこういった無料・予約不要なキャンプ場があるので、自宅近くの無料キャンプ場をチェックしておくと良いでしょう。
参考記事 : 【関東甲信越】東京から行ける格安・無料キャンプ場を紹介!
直火はNG!火気は使用可能
利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場は、嬉しいことに火気の使用が許可されています。
管理人等がいない公共の公園では、火災のリスクから火気厳禁である場所が多いです。
しかし「デイキャンプ」という名前を冠しているだけあって、キャンパー目線で嬉しい、焚き火台やグリル等の使用が許可されています。
1日だけでも、焚き火を眺めながらゆっくり過ごせるのはとても楽しいです。
ただし、直火は禁止されているので、必ず焚き火台やグリル等を使って焚き火を楽しむようにしましょう。
当然ですが、ルールが守られていなければ火気厳禁になるのもやむを得ません。
残念ながらルール違反が多発しており、有料化も含めて検討されているそうです。
自然を守り、気持ちよく使えるように、キャンパー一人一人が意識して利用していきましょう。
炭は持ち帰り!絶対に捨てていかない
デイキャンプ広場はバーベキューを含む火気の利用が可能ですが、炭を捨てる場所はありませんので、必ず持ち帰るようにしましょう。
炭を水道等に捨てることにより、水道が詰まってしまうという事象(事件?)も発生しているようです。
▲公式サイトより引用。水道に捨てられた炭が詰まり、溢れている。
炭を持ち帰ったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、自治体によって処理は異なるものの、炭もゴミとして排出可能なところがほとんどなので、持ち帰って処理するようにしましょう。
なお、炭は完全に消化してからでないと、車の中で火災を引き起こす可能性もありますので注意が必要です。
消火時は水をかけ、完全に火が消え、且つ温度も冷めていることを確認してから捨てるようにしましょう。
デイキャンプ専用!宿泊は不可
利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場はあくまで「デイキャンプ専用」です。
広大な敷地なので一泊したくなる気持ちも分かりますが、宿泊はできませんのでご注意ください。
利用可能時間も8:30~17:00と決まっていますので、それまでに撤収できるよう、余裕を持って片づけを開始するようにしましょう。
▲宿泊、夜間利用な禁止。利用時間も明記された看板が複数設置されている。
特に炭を使っていた場合、冷めるまで時間がかかる場合もありますので、注意が必要です。
公園なので夜間に封鎖されるわけではありませんが、管理上の問題がありますので、ルールが守られなければ有料化して管理を強化するのもやむを得ない、という判断になってしまいます。
スポンサーリンク土日は混雑するが、その分敷地も広大
利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場の混雑状況ですが、キャンプ人気の高まりもあって、利用者は多いです。
しかし一般的な公園の広場と比較しても、駐車可能台数、広さ共に上回っており、中に入れないような状況にまではならないことが予想されます。
▲駐車場の様子。駐車場もかなり大きく、約50台停めることができるようだ。
もちろん、お盆休みやGW等の最繁期には、通常より混雑が予想されますので、確実に利用したい方は早い時間から確保することをおすすめします。
(利用可能時間内に限ります。)
駐車場は約50台駐車可能ですが、車を停めることさえできれば、テントやタープを張る場所はまず確保できると思います。
ただし、駐車場から近い場所ほど人気が高いので、キャリーワゴン等を利用して、駐車場から離れた場所を確保すると、広々と使えるかもしれません。
子供のちょっとした遊具もある
利根川ゆうゆう公園のデイキャンプ広場を利用した場合、そこからいける範囲はほとんど広大な広場のみです。
そのため、子供と遊ぶ場合は、ボールやバドミントン等の道具を持って行った方が良いでしょう。
※周囲の利用者に迷惑にならない場所で遊ぶようにしましょう。
一応、デイキャンプ広場の中にもちょっとした木製の遊具がありましたが、かなり老朽化が進んでいました。
ブランコや滑り台といった一般的なものではなく、上に乗って遊ぶようなもので、子供が複数人で追いかけっこをしたら楽しいかも?と思うような感じでした。
▲木製遊具の様子。規模はそれほど大きくない。
それほどメンテナンスされているようには見えなかったので、過度な期待は禁物です。
自転車のコースもある
デイキャンプ広場の隣には、オフロード自転車用のコースもありました。
昔は自転車や防具のレンタルも行っており、手ぶらで行っても遊べるようでした。
現在は防具等の老朽化からレンタルサービスは終了しているので、オフロード自転車を持っている人向けの施設となっています。
▲オフロード自転車用のコース。自転車付きであれば本格的に楽しめる。
私が利根川ゆうゆう公園に行った際は、オフロード自転車用のコースは誰も使っていなかったので、自転車が趣味の方は自由に使えて楽しいかもしれません。
なお、デイキャンプ広場とオフロード自転車のコースは隣同士ではありますが、明確に区切られているため、オフロード自転車コースの方にテントを設営することはできないのでご注意ください。
感想、まとめ。手軽にデイキャンプするのにおすすめ!
利根川ゆうゆう公園デイキャンプ広場は、無料で予約不要のため、時間が空いたときにふらっと利用することができます。
東京からもそう遠くないため、千葉県寄りにお住まいの方は特に便利だと思います。
デイキャンプとして楽しむのはもちろん、ギアの試し張りやメンテナンス場としても活用できます。
ただし、ゴミの持ち帰り、直火の禁止等のルールが守られないため、現在有料化も含めて対策が検討されています。
皆がルールを守らなければ、「無料」や「予約不要」という状態は維持できません。
自然を守り、ルールを遵守する姿勢を、キャンパーが自ら示していかなければ、こうした無料キャンプ場はどんどん有料化されていってしまうことでしょう。