ランタンと言えば、ロゴにも採用されている圧倒的老舗企業、コールマン(coleman)。
コールマンと言えばキャンプ道具を製作するメーカーですが、そんなコールマンから防災性能の高いランタンが登場しました。
その名も、「バッテリーガード LEDランタン」。
画像出典 : 楽天市場
どの辺りが災害に強いのか?
というかバッテリーガードって何なのか?という点について、解説しようと思います。
バッテリーガードとは?
バッテリーガードとは、使用していない間の電池の劣化を防ぐための機能です。
バッテリーガードという名前だけで考えると、外部の衝撃からバッテリーを守ってくれるように聞こえるかもしれませんが、実際は内側からの侵攻を防ぐようなイメージの方が正しいです。
どういうことかと言うと、防災用品は実際に使用する機会が少ないので、普段は防災セットとして備えておきます。
そしていざという時に使用する、という使い方になります。
もしかしたら一生使わずに終わるかもしれませんし、寧ろ使わないでくれた方が幸せです。
しかしその「いざ」というタイミングが来たとしても、電気製品は電池がなくて使えないこともあります。
ランタンとして明かりをつけなくても、置いておくだけで少しずつ漏電していくのです。
防災用のランタンを定期的に充電していれば良いのですが、日常生活で使用しないものとなると、ついつい忘れがちです。
そんな「いざという時に使えない」という状態にならないよう、バッテリーを漏電から守るのが「バッテリーガード」です。
バッテリーと電極を絶縁状態にすることで、バッテリーからの漏電を最小限に留めています。
画像出典 : coleman
また、バッテリーガードには液漏れを防ぐ効果もあります。
電池の予備があっても、液漏れによって使えない、ということも防いでくれます。
キャンプと防災は似ている
バッテリーガード LEDランタンはキャンプ用品ではなく防災用品なのかと言われると、「どちらでも使える」というのが回答になりそうです。
バッテリーガードという性能は防災用品寄りの機能ですが、明るさも十分です。
もちろん明るさだけでなくデザイン性もあり、ただの防災用品と言うのはもったいないスペックです。
寧ろ「バッテリーガード」という特性を除いては、キャンプ向きのランタンと言っても過言はないでしょう。
防災用として十分な機能を発揮すると同時に、キャンプのシーンでも活躍してくれます。
普段は防災用として寝室に置いておき、キャンプに行くときにはギアボックスに入れて持っていく、という使い方もできると思います。
問題はキャンプに持って行き忘れることですね。笑
スポンサーリンクバッテリーガード LEDランタンのスペック
上記で少しスペックの高さに触れましたが、詳しい製品情報をご紹介していきます。
ホームセンターで売られている防災用品と異なり、キャンプやアウトドアのシーンで良い雰囲気を出せるよう、すりガラス加工により優しい光になっています。
そういう意味でも、キャンプ向きのランタンと言えそうです。
本体サイズ | 約φ11.0cm×21.5(h)cm |
重量 | 約570g |
材質 | ABS樹脂、他 |
明るさ | High 1000ルーメン/Medium 250ルーメン/Low 75ルーメン |
連続点灯時間 | High・Flashing約14時間 / Medium 約80時間 / Low 約200時間 / Flashing 約400時間 |
照程距離 | High約16m/Medium約10m/Low約6m |
スイッチモード | Off / Low / Medium / High / Flashing |
使用電源(電池) | アルカリ単1形乾電池 4本(非付属) |
防水性能 | IPX4 対応 |
改めて見ても、防災用品としての機能を備えたLEDランタンですが、単なる防災用品だと割り切るのは勿体ないスペックです。
バッテリーガード性能によってより便利に、使いやすくなったLEDランタン、という表現の方が適切に表していると思います。
200ルーメン、600ルーメン、800ルーメン、1,000ルーメンから選べる
バッテリーガード LEDランタンはスペックの異なる4種類のラインナップがあります。
基本的には明るさが異なり、暗いもので200ルーメン、明るいもので1,000ルーメンまであります。
スペックによって値段が異なるので、自分の使用用途にあわせて購入すればよいでしょう。
もしキャンプ用として使うのであれば、1,000ルーメンがおすすめです。
バッテリーガード LEDランタンの明るさは微調整できるので、1,000ルーメンのものを買っておけば臨機応変に使っていくことができます。
(下記リンクは200ルーメン)
最大1,000ルーメンの高出力で周囲を照らす!
バッテリーガード LEDランタンの特筆すべきところは、1,000ルーメンもの光量です。
LEDランタンで1,000ルーメンを超えられるものは少なく、高出力のLEDランタンと言うことができます。
リンク : LEDランタンの選び方は?メリット・デメリットともに解説
防災用品としても明るさはあった方が良いですし、これならキャンプにおいてメインのLEDランタンとして使用することができます。
スポンサーリンク防水性能やすりガラス加工等、アウトドア向き性能も多数
「バッテリーガード」という差別化ポイントを強調すると、防災用品寄りのような気がしますが、個人的にはこれはキャンプ寄りの商品だと思います。
バッテリーガードLEDランタンには、単純な防災用品であれば不要、とまでは言わないものの、防災の観点ではそれほど必要性のない機能も備わっています。
たとえば、明かりを優しい光にする、ほや(グローブ)のすりガラス加工。
単純な防災用品であれば、あたたかみのある加工はあまり必要ありませんし、デザイン性に拘る必要もありません。
画像出典 : coleman
また、バッテリーガード LEDランタンは防水性能を備えており、これもアウトドアで活躍する能力と言えるでしょう。
(災害時に役立つ場合もありますが)
個人的な意見ですが、総合的に考えるとこれは「アウトドアにも使える防災用品」ではなく、「防災用品としても活用できるアウトドア用品」という表現が適切だと感じました。
感想、まとめ。ライトの雰囲気も抜群!防災兼用におすすめ
バッテリーガードは防災用品として重要な機能ですが、総合的には「キャンプ用品」と言えるでしょう。
明るさ、防水性能、デザイン、どれを取ってもハイスペックなLEDランタンと言えると思います。
それでいてバッテリーガードにより防災用品としても活用でき、まさに一石二鳥なランタンです。
バッテリーガードがあってよかった、というような災害が怒らないことを祈るばかりですが、未来にどのような災害が起こるか分かりません。
もしかしたら家族に購入の相談をする時に、「防災用品だよ」と言う言い訳ができるかもしれませんね。笑