肉の脂でキャンドルを点火!グリルプレート ぽたりが新しい【レビュー】

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キャンプで肉を焼く、というのは、王道にしてハズレのない食事です。

SNSでは豪華で見栄えの良い料理がたくさんありますが、実際にそういった料理を作っている人は多くありません。

私も大きめの肉を買ってガツンと焼いて、脂っこい口の中をビールで流し込む、という最強の組み合わせをよくやります。

 

しかしただ肉を焼くだけと言ったも、面白いギアが次から次へと出てくるのがキャンプギアの世界です。

今回ご紹介するグリルプレートの「ぽたり」も、非常に面白いギアです。

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グリルプレート 「ぽたり」のスペック

まずはグリルプレート「ぽたり」の製品情報からご紹介していきます。

ぽたりの製品画像

▲ぽたりの製品画像。普通のグリルプレートとは少し変わった、気になるセットだ。(公式サイトより出典)

 

ぽたりという名称は、肉の脂をぽたりと落とす、というところからきています。

可愛くインパクトもあり、ギアの特徴も表しているので、とても良いネーミングだと思います。

 

【グリルプレートスペック】

約850g
サイズ 200×170×25mm(プレートサイズ)、345×170×25mm(取っ手使用時)
材質 プレート/アルミニウム、取っ手/真鍮
表面仕上げ プレート/フッ素樹脂コーティング

【キャンドルスペック】

約80g
サイズ 68×68×25mm
材質 油受け/アルミニウム、芯立て/真鍮
表面仕上げ 素地

 

プレート本体のスペックは、ホットサンドメーカーを思い浮かべるとちょうど良いイメージだと思います。

スーパーで売ってるステーキを一枚焼くくらいでちょうど良いかもしれません。

 

また、キャンドルのスペックも記載していますが、「キャンドルって何?」という問いには、次の章で解説します。

肉の脂でキャンドルを灯す面白い仕様

「ぽたり」の最大の特徴は、鉄板の1箇所に、肉の脂を落とす穴が空いていることです。

肉の脂の穴

▲画像上部が、肉の脂を落とす穴。プレート自体が傾いているため、自然とこの穴に流れていく。

 

網での焼き肉と違って、鉄板は焼いた時に脂が溜まるので、一般的なプレートでは処理に困ります。

キッチンペーパーで吸って焚き火の燃料にする、という選択肢もありますが、次から次へと脂が出るので、手間がかかります。

 

その点、グリルプレートのぽたりであれば、鉄板の1箇所に穴が空いており、斜めになっているのでそこに脂が集まっていきます

もちろん、脂の受け皿がないと垂れ流しになってしまうのですが、ぽたりにはキャンドルがついた受け皿がついています。

中から出た脂をその受け皿に集め、ライターで点火すれば、天然のオイルランプを楽しむことができます。

肉の脂を集める様子

▲肉の脂を集める様子。穴から落ちた脂は、キャンドルへと溜まる。(公式サイトより出典)

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キャンドルを作って灯す面白さ

肉から出た脂でキャンドルをしたとしても、コスト的には大して得にはなりません

キャンドル用のオイルに換算しても、ほんの僅かな量なので、何十回とキャンプに行ってようやくそこそこの量になります。

 

しかし本来捨て方に困るような肉の脂が、キャンドルになって、それを燃やすことができるのはとても面白いです。

これは損得の問題ではなく、肉を焼いて脂を集めて、キャンドルを楽しむギアだと思った方が良いでしょう。

肉の脂で灯すキャンドル

▲肉の脂でキャンドルを灯した様子。蝋で作られたキャンドルを買っても微々たるコストだが、これを作ることそのものが面白い。

 

ファイヤースターター等もそうですが、キャンプの世界にはわざわざ手間をかける趣味としての遊びが存在します。

グリルプレートのぽたりは、そんなキャンパーの遊び心をくすぐるギアではないでしょうか。

脂の処理がなくなるのは実用性も高い

肉の脂を垂らす様子

肉の脂を落とすことを「遊び心」と言いましたが、脂を処理する手間がなくなるという意味では、非常に便利なギアでもあります。

私は脂身の多いホルモンが好きなのですが、鉄板で焼くと脂の海ができてしまいます。

引火すると危険ですし、早めに処理する必要がありますが、小さい鉄板だと頻繁に脂の処理をしなければならず、なかなかに面倒です。

 

ぽたりであれば、キャンドルでなくても、何らか受け皿を用意すればまとめて脂の処理ができます

キャンドルに魅力を感じない人でも、脂を気にせずに使えるグリルプレートというだけで、かなり使い勝手は良いです。

 

受け皿にキッチンペーパーを敷いておけば、焚き火の着火剤にも使えるので、このやり方でも一石二鳥です。

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コンパクトで持ち運びも便利

グリルプレートのぽたりは、柄の部分を折り畳むことができるため、非常にコンパクトになります。

ぽたりを折り畳んだ写真

▲ぽたりの取っ手は内側に折り畳めるようになっているので、半分のサイズで収納可能。

 

同じような形をした一般的なホットサンドメーカーでは、柄を折り畳めないものがほとんどです。

私はハードケースに入れて持ち運んでいますが、やはりこの柄の部分が邪魔になります。

グリルプレートで言えば折り畳み式ではなく取り外し式の方が主流かもしれませんが、機能的には大差ないので好みの問題です。

 

折りたたみ式は取り外せないので、ぶつかる危険性等がある反面、いちいち柄を取り付けなくて良いのは魅力ですね。

感想、まとめ。ぽたりは斬新な発想のグリルプレート!

ぽたりの製品画像

今回はアイデアが新しいグリルプレート、ぽたりをご紹介しました。

個人的にはこの「ぽたり」というネーミングがとても好きです。

肉の脂を垂らすという製品最大の特徴でありながら、可愛らしくひらがなで表記されており、どことなく和の雰囲気が漂ってきます。

外箱に描かれた特徴

▲キャンドルでの使用は外箱にも書いてあるが、外箱にも拘りを感じる。

 

また、肉の脂をキャンドルにするという発想は、童心に帰って自然を楽しむ「キャンプ」という遊びと相性抜群です。

ぽたりを使って、美味しいお肉と共に、天然のキャンドルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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