キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)から発売している18-8ステンレス製ポール用 ランタンハンガーは、ランタンスタンドに取り付けるハンガーの隠れた名品です。
発売日も分からないくらい昔からあるギアですが、一般的なランタンハンガーとは少し性能が異なります。
今やランタンハンガーが100円均一で売っている時代ですが、キャプテンスタッグのランタンハンガーは一考の余地ありです。
どういった点が差別化できているのか、その特徴を解説していきます。
18-8ステンレス製ポール用 ランタンハンガーのスペック
まずは18-8ステンレス製ポール用 ランタンハンガーの製品情報をご紹介していきます。
「18-8」というのは商品の管理番号のように見えますが、実は「18-8」を含めて商品名になります。
「18-8ステンレス」という金属のことを指し、クロムが18%、ニッケルが8%含まれることから、18-8ステンレスと言われるそうです。
この商品名は、その18-8ステンレスを使って作った、ランタンハンガーという意味になります。
▲一般的なランタンハンガーと異なり、柄の部分が2本になっている。この特徴については後ほどご紹介。
【スペック】
サイズ | 56×240×100mm |
重量 | 約120g |
材質 | 18-8ステンレス鋼(ポリエチレンコーティング) |
耐荷重 | 約1.5kg |
対応ポールサイズ | 外径約19~30mmの丸型ポール |
「18-8ステンレス製ポール用 ランタンハンガー」という名称はまさにスペック通りなのですが、長いのでランタンハンガーと呼ぶことにします。
とは言え、ランタンハンガーだけでは一般名称となってしまうので、キャプテンスタッグのランタンハンガー、とでも言うことにしましょうか。
物を乗せなくてもずり落ちない
キャプテンスタッグのランタンハンガーの最大の特徴は、物を吊るしていなくても落ちないことです。
基本的にランタンハンガーは、ランタン等を引っ掛けておかないとずるずる落ちてしまいます。
しかしキャプテンスタッグのランタンハンガーは、ポールをランタンハンガーで挟む仕組みのため、ランタンハンガー単体でもずり落ちることはありません。
ランタンハンガーを使ったことがある方なら分かると思いますが、この機能は地味ながら非常に便利な機能です。
▲ランタンを吊るした様子。写真のように、ポール部分で挟む仕組みになっている。
朝起きたらランタンハンガーが落ちてる、というのはお約束のようなものですが、サイトの「荒れてる感」はどうも、朝一から気分が下がります。
スポンサーリンク一般的なランタンハンガーはギアの重さで固定する
なぜ一般的なランタンハンガーが落下するというと、それはギアの重さで固定する仕組みだからです。
一般的なランタンハンガーは、ポールに触れる部分に滑り止めが付いているだけなので、そっと置くとそのまま落下してしまいます。
そこで、滑り止めを有効に機能させるためには、滑り止め部分に力を加える必要があります。
一般的なランタンハンガーはポールに対して余裕を持って作られているので、ランタン等を吊るすことで斜めに力が加わり、滑り止め部分にも力が入るのです。
文字でイメージを伝えるのが難しいのですが、てこの原理のようなイメージで、滑り止め部分に力が加わります。
▲100均のランタンハンガー。キャプテンスタッグ製と異なり、挟む形ではない。
ランタンハンガーの滑り止め部分に力を加えるには、このようにギアを吊るすか、ランタンハンガー自体の力で挟む必要があります。
後者が、キャプテンスタッグのランタンハンガーというわけです。
幅を選ばないが、細すぎるとずり落ちるというレビューも
キャプテンスタッグのランタンハンガーは、外径約19~30mmの丸型ポールが対応しています。
この適用幅は一般的なランタンスタンドであれば問題ないと思います。
しかし製品によっては外径約19mm以下の可能性もありますので、注意が必要です。
実際、レビューの中には「我が家のポールは細すぎて合いませんでした」というレビューがありました。
また、ランタンスタンドではなく、テントやタープ、キャノピー等に取り付ける場合は、外径約19mm以下ということも十分考えられます。
▲私も使っているColemanのヘキサタープ。比較的細く、斜めになっている部分もあるため、ランタンハンガーは取り付けにくい。
自分がランタンハンガーを取り付けたい場所を想定し、サイズによってランタンハンガーの種類を決める必要があります。
スポンサーリンク値段も安いので、試してみるのも良い
キャプテンスタッグは、比較的低価格ながらクオリティの高いギアが多い、まさにコスパ抜群のブランドとして有名です。
ランタンハンガーも例に漏れず、比較的低価格で購入することができます。
実際にいくらで販売されているかはショップによりますが、1,000円台前半で手に入れることができます。
もちろん、されど1,000円、どうでもいい金額ではないので、基本的にはスペックを見て購入を検討することをおすすめします。
しかし自分が持っているポールが実寸で外径19mm前後だった場合等、使ってみなければ分からない場合もありますので、これくらいの価格であればチャレンジするのもありだと思います。
ダメだったらリサイクルショップやメルカリ等で売ってしまえば、それなりに戻ってきます。
感想、まとめ。朝起きたらランタンハンガーが落ちてる、ということがなくなる
ランタンハンガーを使う人であるあるなのが、朝起きたら全てのランタンハンガーが落下してる、ということです。
ランタンスタンドはもちろん、様々なポールに取り付けたランタンハンガーが全て落下してしまいます。
一般的なランタンハンガーは物の重みで固定するため、就寝時に片付けると、非常に不安定な状態になってしまいます。
そーっと外せば落ちないかもしれませんが、風などのちょっとした振動でも落ちてしまうので、大抵朝になったら落下しています。
▲筆者が使っているスノーピークのランタンハンガー。柄が長くて使い勝手が良いが、これも物を乗せないと落下してしまう。
そんなランタンハンガーの欠点を補ったのが、キャプテンスタッグのランタンハンガーです。
ランタンハンガー本体で挟む仕組みのため、物が乗ってなくても固定されており、安定度が高いという特徴があります。
キャプテンスタッグ自体がコスパの良いブランドであるため、値段が高すぎないのも魅力ですね。