直火可能で便利!チタンではなくステンレスのマグを買ってみた

この記事は約6分で読めます。

キャンプで鉄製のマグと言えば、スノーピークに代表されるチタンマグをよく見ると思います。

チタンマグは口に触れた感触もよく、非常に飲みやすいことで有名です。

今回はそんなチタンマグではなく、キャンプ場で売っていたステンレスマグを買ってみました。

キャンプ場で買ったステンレスマグ

キャンプ場の名前が入っているので、キャンプの思い出に、と思って買いましたが、思っていたより使い勝手が良く、非常に便利でした。

ステンレスマグは様々なアウトドアメーカーからも発売されているので、気軽に手に入れられる予備のマグとしてもおすすめです。

スポンサーリンク

ステンレスマグとは?

ステンレスマグとは、その名のとおりステンレス素材で作られたマグです。

「ステンレス鍋」というものが存在していることから分かるとおり、直接火にかけても問題がない材質です。

ただし、材質として火に強くても、商品の作り等によって直火にかけてはいけない場合もありますので、それぞれの商品の注意事項をよく読んでください。

なお、一般的には「火にかけないでください」と書いてあるステンレスマグの方が多いように見受けられます。

これは取っ手が熱くなったり、また飲み口が熱くなりすぎて火傷する危険があるためです。

ちなみに、スノーピークのチタンマグも、シングルであっても直火NGと書いてあります。

(自己責任の元で火にかけている方が多いですが、ステンレスマグも同様に自己責任でご使用ください。)

 

スノーピークのチタンマグはシングルマグとダブルマグで、直火にかけた時の危険性が大きく異なります。

これについてはこの記事でも下にまとめていますが、特にスノーピークのチタンマグに着目した記事をまとめていますので、チタンマグを使っている方はご参考にしてください。

リンク : キャンプの定番、スノーピークのチタンマグは直火にかけて良いの?

 

私が買ったものはオリジナル商品で、特にそういった注意事項はありませんでしたが、店員の方に聞いたところ火にかけても良いとのこと。

とは言え、直火NGのステンレスマグとどこが違うかと言われると、その違いは不明確で、この部分は非常に曖昧になっているように思えます。

推測の域を出ませんが、シングルマグを直火NGにしているのは、高温になり過ぎて火傷する恐れがあるためだと思われます。

企業側のリスクヘッジですね。

ステンレスマグを温める

ただし、これはスノーピークのチタンマグも同様ですが、構造が「ダブル」となっているものは絶対に火にかけてはいけません。

ダブル構造とは、以下の写真のように壁面が二重になっていることで、保温性が高いものを言います。

二重構造の例

※画像出典 : YAMAKATSU

雪国の窓ガラスを想像していただければ分かりやすいと思います。

このダブル構造のものを火にかけると、二重構造の間の空気が膨張し、破裂する恐れがあります。

ダブル構造の間に入っている空気と、ステンレスでは膨張率が異なり、空気の方が大きく膨張するためです。

チタンマグとステンレスマグの違い

保温性の高い金属マグと言えば、チタン製のものが有名です。

しかし、チタンマグは値段が高いため、安く手に入るマグで代用できるのであればそうしたいところです。

 

では、チタンマグとステンレスマグの違いは何でしょうか。

チタンとステンレスの素材の違いに着目し、それぞれの特徴を簡単に挙げるとこのようになります。

チタンマグの特徴

  • 重さが軽いので、長時間持っていても疲れない
  • 錆びにくい
  • 肌触りが良く、飲みやすい
  • 鉄の匂いが全くしない
  • 素材の価格が高く、加工技術が必要
  • ステンレスよりも強度は低い

ステンレスマグの特徴

  • チタンと比較して強度が高い
  • 重量感がある
  • 鉄の匂いがあまりしない
  • 素材の価格が安いため、安価に生産が可能
スポンサーリンク

ステンレスマグはコスパが良い!

特徴だけ並べてみても、チタンの方が優れた点が多く、優秀なのは事実でしょう。

良いものの方が値段が高くなるのは、世の常です。

 

しかし、ステンレスマグの最大の特徴は、なんといっても「価格が安く、強度が高いため多少手荒に扱っても壊れない」という点です。

強度についてはステンレスの方がチタンよりも高いと言っても、どちらもそう簡単には壊れません。

取っ手などの接合部分は壊れる場合がありますが、それは金属強度による問題ではなく、作り方の問題の場合が多いです。

壊れるときはチタンだろうがステンレスだろうが、まずそう言った加工部分から壊れていくことが多いです。

 

しかし、価格面での違いは大きく、ステンレスマグは安いものは100円均一でも売っています

コスパ抜群のアウトドアメーカーであるキャプテンスタッグ製の製品でも500円程度で買うことができます。

キャプテンスタッグのロゴが入っていたほうが、100円均一のステンレスマグよりキャンプ感があって良いですよね。

なお、上記のキャプテンスタッグのステンレスマグについては、公式HP等にも直火については言及されていませんが、実際に持っていないため、直火OKなものかどうかは分かりませんのでご承知おきください。

(単純にステンレスマグとしての紹介です。)

まとめ。ステンレスマグは100均のものでも一つ持っていると便利

素材が安い分、チタンマグは値段も性能もピンキリですが、一つ持っていると何かと便利です。

まずは100円均一のものでも良いので、試しに探してみてください。

頑丈で扱いやすく、アウトドア以外のシーンでもよく使われるため、デザインのバリエーションも豊富です。

100円均一で売っているようなものは一期一会なので、気に入ったデザインのものがあれば買っておくのも良いでしょう。

 

また、急にゲストが増えてコップが必要な場合や、持っていたコップが壊れた場合等の予備として持ち歩くのも、ステンレス製はおすすめです。

ステンレスマグであれば、多少雑に鞄に入っていても、衝撃で壊れる可能性が低いです。

プラスチック製等と比較して頑丈で、価格もほとんど変わらないためです。

機能性の高さから人気のチタンマグですが、入手しやすく扱いやすいステンレスマグもおすすめです。

私のようにキャンプ場で売ってるものに出会うこともあると思いますので、その際は思い出として買ってみてはいかがでしょうか。

// adsense遅延