私は冬キャンプをする時、レインボーストーブを愛用しています。
ガラスに映る七色の光は本当に美しく、見る者を癒します。
その美しさに惚れ、今では私の指折りの愛用ギアになっているレインボーストーブですが、「あまり暖かくない」という声を多数聞きます。
しかしレインボーストーブはしっかりと空気を循環させれば、部屋全体を暖かくする能力はあります。
レインボーストーブで暖を取るためには、サーキュレーターは必須と考えて良いでしょう。
レインボーストーブは対流型のため、暖まりにくい
ファンヒーターはその名の通り、「ファン(送風機)」とヒーターが一体となったものです。
暖められた空気は上に上っていくため、ファンの力で温風を流します。
しかしレインボーストーブにはファンがついていないため、暖められた空気はそのまま上に上がってしまいます。
もちろん、ただそれだけでは部屋は暖まらないのですが、対流型ストーブはその力を利用し、暖かい空気が天井に当たって降りてくるように計算されています。
▲レインボーストーブのような対流型ストーブは、空気の循環を利用して室内を暖める。
ですが、テントは上部に通気口がついていることも多く、対流型ストーブの仕組みである「空気循環」がうまく起こらないことがあります。
そのため、レインボーストーブのような対流型ストーブをキャンプで使う場合、サーキュレーターは必須アイテムだと考えた方が良いでしょう。
電池式のサーキュレーターがハイパワー
私はエコファンを購入するまでは、電池式のサーキュレーターを使っていました。
厳密に言えば、電池とコンセント、どちらでも動くサーキュレーターです。
▲バッテリー式のサーキュレーターで空気を循環させると、かなり暖かさが増す。
アウトランダーPHEVに乗っており、車からコンセントを取れるため、電源は電源で使用していました。
参考記事 : レインボーストーブが寒い!冬キャンプをする時の注意点とコツ
今回エコファンを使ってみましたが、やはりパワーはバッテリータイプのサーキュレーターには敵いません。
そのため、広いテントやタープ下で使う場合で、より強いパワーが欲しい場合はバッテリー搭載タイプのサーキュレーターの方が良いかもしれません。
スポンサーリンクエコファンは圧倒的な手軽さだった
エコファンはパワーこそバッテリータイプに及ばないものの、その手軽さは圧倒的でした。
レインボーストーブに火をつけ、エコファンを上に乗せるだけで稼働します。
▲今回購入したエコファン。レインボーストーブの上に乗せるだけで空気を循環させることができる。
広さも必要ないので、狭いテント内であっても問題なく使用できます。
パワーは確かにバッテリータイプよりも小さいですが、一般的なテントであれば、エコファンでも十分な風力だと思います。
どこまで求めるかは人それぞれですが、手軽さに比較した快適性の向上は、レインボーストーブユーザーであればぜひ一度体験してもらいたいところです。
エコファンの有無で暖かさは圧倒的に変わる
エコファンの強さは、1メートル先でほんのりと暖かさを感じる程度のものです。
しかしそれだけであっても、レインボーストーブが空間全体を温める能力は飛躍的に向上します。
▲少し見えにくいが、レインボーストーブの上でエコファンが回っている。
もしもレインボーストーブが寒いと感じている人がいたら、どのようなファンであれ、一度サーキュレーターを利用してみることをおすすめします。
一般的なサイズのテントで使用する場合であれば、エコファンが最も手軽で最適解だと思います。
私はバッテリータイプとエコファンどちらも持っていますが、今のテントで使う分にはエコファンで十分だったと感じています。
ただし、バッテリー式のサーキュレーターは夏に扇風機として使える等のメリットもあるので、一概にエコファンが上位互換とは言えません。
スポンサーリンク通販の格安エコファンでも十分だった
エコファンの値段は商品によってピンキリです。
高いものでは2~3万円するものもありますが、私が購入したのは5,000円を切る価格のエコファンでした。
レビューが高かったことは理由の一つですが、そもそもサーキュレーターに数万円かけるのであれば、他に欲しいギアがあったからです。
レインボーストーブのサーキュレーターとして出せる値段は、正直5,000円程度が限界でした。
今回購入したサーキュレーターは、率直にとても良い買い物だったと感じています。
レインボーストーブの美しさに惚れ、かなりの頻度で使っていますが、エコファンのおかげで更に活躍してくれそうです。
感想、まとめ。レインボーストーブにサーキュレーターは必須
レインボーストーブは対流型ストーブのため、サーキュレーターなしではあまり暖かさを感じることはできません。
もちろん、テントの構造によっても違うので、そのままでも暖かさを感じることができる人もいると思います。
しかし、特に上部に通気口のあるテントの場合、せっかく暖めた空気がそのまま外に逃げてしまいます。
そのため、レインボーストーブを最大限活躍させるためには、サーキュレーターは必須だと考えた方が良いでしょう。
サーキュレーターの種類はいくつかありますが、今回ご紹介したエコファンは、中型テントであれば最適解だと思います。
値段もそれほど高くないため、個人的には支払ったコストに対してとても良い買い物ができたと感じています。