キャンプで挑戦してみたいものとして、「燻製」があると思います。
燻製は非常に奥が深い料理で、その魅力にどっぷりとハマっている人も多いです。
とりあえずキャンプで燻製をやってみたいけど、本格的な道具は高いし、何を買ったらいいか分からない。
しかし、美味しければ何回かやろうと思ってるので、使い捨てに近いダンボールでは勿体無い。
そんな時には、低価格で本格的な燻製ができる「お手軽香房」(いぶし処)がおすすめです。
お手軽香房(いぶし処)の基本情報
お手軽香房(いぶし処)はSOTO(新富士バーナー)から発売されており、いぶし処とお手軽香房、二つの名前が冠されています。
この商品にはスモークウッドやスモークチップがセットになったスターターキットが発売されいます。
何もない状態で、とりあえず一式手に入れたいのであれば「スターターキット」がおすすめです。
燻製器自体の機能はどちらも一緒です。
なお、いぶし処は縦長な形をしているので、一度に多くの食材を燻製にすることができます。
スペックは次のとおりです。
- 寸法 : 幅222×奥行194×高さ415mm(使用時)/幅230×奥行40×高さ44mm(収納時)
- 重量 : 2.0kg
- 材質 : フタ・チップ皿:鉄(メッキ鋼鈑)、網・フック・鉄(亜鉛メッキ)、つまみ:天然木
使用した感想としては、3〜4人分のおつまみが作れる程度です。
軽いだけあって、盤面は薄いですが、段ボールよりは頑丈です。
燻製に薄さはあまり関係ないのですが、踏んだりしたら壊れると思います。
温度計もついたスターターキットがおすすめ
お手軽香房(いぶし処)には、温度計やスモークウッド、チップがついたスターターキット(入門セット)が売っています。
先ほども少し触れましたが、
温度計やスモークウッド、チップはどうせ必要になりますし、セットで買ったほうが安いので、初めての方はスターターキットがおすすめです。
具体的に何が入っているかというと…
これだけついて値段の差は1,000円程度なので、確実に入門セットの方がお得です。
温度計やフックは100円均一でも売っていますが、都合の良いサイズを探すのは大変ですし、仮に見つかったとしてもスモークウッド、チップがついているので、全て使えばお得になります。
スターターキットではなく単体で買った方がお得な人は次の人でしょうか。
- お手軽香房(いぶし処)は2代目で、温度計とフックを既に持っている
- スモークウッドしか使う予定はなく、スモークチップは使わない場合
- 特定の味が好きで、四種類の味がセットになっていても使わない場合
上記に該当する人でも、複数該当しなければ正直スターターキットの方がお得だと思います。
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お手軽香房とダンボール製燻製器との違い
お手軽香房とダンボール製の違いは大きく次の2つです。
一回使い捨てにしたくないのであれば、段ボール製はあまりおすすめできません。
清潔で耐久性が高く、繰り返し使える
ダンボール燻製器との一つ目の違いは繰り返し使えることです。
当然ながら、ダンボール燻製器は壊れやすく、長く使うには向いていません。
もちろん、燻製という行為で壊れることはありませんので、慎重に取り扱えば何回も使うこともできるかもしれません。
しかし、ダンボール燻製器は水洗いすることができないので、繰り返し使うのは衛生面に問題があります。
燻製後の燻製器は香りが強くついていますし、ベトベトしており、食べ物を置く機器としては毎回綺麗にしておく必要があります。
そういった意味でも、ダンボール製の燻製器は繰り返し使用することに向いていません。
ダンボール燻製器ではできない熱燻ができる。
もう一つの違いは、熱燻ができることです。
熱燻とは80℃〜120℃の高温で燻製する方法を指し、火を使って温度調整をします。
そのため、燃えやすいダンボール製の燻製器では基本的に熱燻はできません。
熱燻はビールに合うお肉等に適しており、アウトドアに欠かせません。
また、短時間で完了するため、平日に時間が取れない週末キャンパーに最適な燻製方法です。
入門としては十分な機能
燻製器だけに限ったことではないですが、キャンプ道具はピンキリで、どんどん新しくて良い道具が欲しくなります。
でも、値段が高いものを買っても、何回かキャンプで使ってみると意外としっくり来なかったりします。
燻製器のような、少し手間がかかるもの、味の好みがあるものは特にそうで、人によっては飽きてしまうかもしれません。
そのため、お手軽香房(いぶし処)でしばらく燻製をやって、燻製が性に合えば買い換えるのもいいでしょうし、「俺はこれくらいの機能で十分だ」となるかもしれません。
燻製に興味がある方は、入門セットとしてして買ってみてはどうでしょうか。
燻製器の見た目もいいですね!
写真ではなかなか撮れませんが、実際はもくもくと燻製の煙が出ており、もっといい雰囲気が出ていました。
なお、ふもとっぱらキャンプ場の感想はこちらに書いています。